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内容説明
“飢餓”をテーマに、伝統あるイギリス海洋小説にひとひねりくわえてみせたレジナルド・ヒルの『洋上の聖餐』、未亡人セーラ・ケリングの親類にあたる学者のハイペシャ・ケリング夫人が、盗まれた人形をめぐってあざやかな罠を仕掛けるシャーロット・マクラウドの『甘い罠』など、心理サスペンスからユーモアあふれる掌篇まで、バラエティにとんだ豪華短篇集。クライム・クラブ創立60周年記念。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
9
芳醇な短編ミステリ13篇を編纂した<英国クライム・クラブ>の創立60周年を記念して出版されたそうですが、1930年創刊から既に90年が過ぎた現在も存続しているのかな・・・。 レジナルド・ヒルの『洋上の晩餐』、パトリシア・モイ-ズの『すべてを持っていた男』、ロバ-ト・バーナ-ドの『ぶらさがっている男』、エリザベス・フェラ-ズの『犯人逮捕』が面白く読めた作品でした。2021/03/27
bapaksejahtera
8
英国コリンズ社クライム・クラブ叢書の創立60周年記念として1991年に出版された短編集。描き下ろしということで当時の人気作家が顔を揃えている。駆け出しの読み手としてはレジナルド・ヒルしか馴染みがないが、他にも良い作が揃っている。安心して依頼できる当時の大立者作家の作品を集めただけに大英帝国の残影を映した作品からアメリカニズムの浸透を背景としたもの、怪奇もの意外な犯人などパターンが様々である。作品の「世界」を理解し、さて犯人はと長々付き合わなければならない長編作品とは違う読書の楽しみが味わえるというものだ。2020/08/31
二葉
3
英国クライムクラブ60周記念の13人のアンソロジー。半分以上は馴染みない作家だけど、当たりハズレなく楽しめた2016/11/03
二葉
2
再読。2019/10/07
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