Hayakawa pocket mystery books<br> オックスフォード運河の殺人

Hayakawa pocket mystery books
オックスフォード運河の殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 19X11cm
  • 商品コード 9784150015671
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

モース主任警部は病院へと急ぐ救急車に横たわっていた。その朝、吐血して意識を失っているのを発見されたのだ。モースの脳裏に、自分の死亡記事がちらりとよぎった…。しかし、診断はたんなる胃潰瘍だった。長年の酒と煙草がたたったらしい。命に別状はないが、しばらく入院しなければならないという。退屈な入院生活の気晴らしに、モースはたまたま手にいれた『オックスフォード運河の殺人』をひもといた。ヴィクトリア朝時代の殺人事件を扱った研究書である。その書によると、1859年、一人旅の女性を殺した廉で二人の船員が死刑となっていた。しかし読み進むうちに、モースは著者がいくつもの重要な事実を見落としているのに気がついた。死刑になった二人は本当に有罪だったのか?モースの頭脳がめまぐるしく回転しはじめた。歴史のミステリの名作『時の娘』を髣髴とさせる設定で描く、英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kajitt22

13
おかげで今まであまり経験はないが、こんな入院ならしてみてもいいかもしれない。今回は、病気入院のベッドの上で、150年前ヴィクトリア朝時代のオックスフォード運河の殺人事件を追う。モース主任警部の推理は、限りなく妄想に近いがその広げ方が魅力。事件だけでなく、現実世界にも妄想を繰り広げるのが楽しい。回復期の一杯のスコッチが美味そうだが。再読2016/07/25

mattya

6
図書館の貸し出し期限が過ぎてしまっているので、大急ぎで読みました。深くモースの世界に入れず残念。これでシリーズ全て読んだはず。読み返したくなったら電子本で、です。2016/06/25

KJ

2
なんであんなにもてるのか不思議。しかしモース警部シリーズはどれもいいですね。ゴールド・ダガー賞受賞のこれは短めの作品ですがとてもすばらしい。2011/09/27

ヨッシー

2
デクスターにしては、モース警部がだいぶおとなしめだし、推理もそんなに暴走していません。読みやすいといえば読みやすいかも。2008/12/11

まど

1
安楽椅子探偵ならぬ病室ベッド探偵。100年前の事件の真相を探る話の構造は、参考文献の参照も手伝って話の入れ子構造としてリアリティがあり、歴史を探るロマンを感じた。それにしても19世紀の裁判や犯罪捜査はお粗末なものだ。2022/10/10

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