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内容説明
夜明け前のフィレンツェは,森閑と闇に沈んでいた。通報をうけて現場に急行する見習い将校のバッチ憲兵は、不安を抑え、面倒な事件ではありませんようにと祈った。だがその願いもむなしく、呼びだされた先のアパートメントの部屋には中年男の死体が転がっていた…。殺人事件だった。被害者の部屋にあった身分不相応とも思える高価な美術品はどこからきたのか。そして事件当夜に被害者が待っていた訪問客とは。はじめての大事件で戸惑うばかりのバッチ憲兵は、風邪で寝込んでいる上司のグアルナッチャ准尉に相談するが、なんら手がかりも得られぬまま、第二の事件が起きた。メグレ・シリーズの巨匠シムノンが絶賛した英国女流推理作家のデビュー作、遂に登場。CWA新人賞候補作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青縁眼鏡
2
いい作品を見つけた。英国人作家が書いたフィレンツェを舞台にしたミステリ。2018/10/02
言音 / 放置気味…。
0
フィレンツェが舞台。街の描写が生き生きとしていて、行ってみたくなる。 変わり者だけど頭のキレるグアルナッチャ准尉と真面目な見習い将校のバッチ憲兵のやりとりが好き。 犯人と動機が哀しい。 准尉や大尉や憲兵、主任警部や警部といった肩書きが多くて最初は解り辛かった。2013/02/27
ヨミトロール
0
OBWで読んで細かいところを確認したくて図書館へ。改めてOBWの忠実さに関心。英文では名前と役職名に難儀。でもストーリーは面白い。イタズラな女の子がポケットからそっと出す。バッチは結構みんなから好かれているんだよ。2021/04/29
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