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内容説明
突然姿を消したコラムニストのバリーの行方を突き止めてくれ―ニューズ社から私立探偵エイモス・ウォーカーにこんな依頼が舞いこんだのは、彼とバリーがヴェトナム時代からの親友だからだった。まずウォーカーはバリーのオフィスを調べ、埋め草記事を集めたマニラ・フェルダーを発見した。空港に駐車された車のトランクから発見された死体、地元の労働組合の委員長の二年前の死亡記事、デトロイト市警の警視の早期退職の記事…。これら雑多な記事のなかにバリーの行方を示唆するものが含まれているのではないかと考えたウォーカーが詳細を知ろうと動きだした矢先、記事にでていた警視が自殺した。はたして、これらの記事の裏には、どんな繋がりが隠されているのか?そして、バリーの失踪はそれにどう関わっているのか?正統派ハードボイルドの伝統を受け継いだ、タフなデトロイトの私立探偵エイモス・ウォーカー再登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maja
11
探偵エイモス・ウォーカ-は、新聞社から姿を消した戦友でもあるコラムニストの行方を突き止める依頼を受ける。バリーをよく知る彼は残された原稿や資料から推理して手がかりを探っていくが。バリーを見つけて契約を結びたく、突き進んでくる女性編集者とエイモスの絡みが楽しい。かわすエイモスを前に、彼が古い白黒映画の登場人物のしぐさやしゃべり方に似たところがあると言い、「まるっきり芝居というわけではないんじゃない?ほんとは好きでやってるんじゃないの?」と絡む。「探偵」が似合う時代の漂う味が心地よい。 2019/05/27
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