Ｈａｙａｋａｗａ ｐｏｃｋｅｔ ｍｙｓｔｅｒｙ ｂｏｏｋｓ 死の味〈上〉

ジェイムズ，Ｐ．Ｄ．【著】〈Ｊａｍｅｓ，Ｐ．Ｄ．〉/青木 久恵【訳】

早川書房（1987/12発売）

• サイズ 新書判／ページ数 271p／高さ 19X11cm
• 商品コード 9784150015008
• NDC分類 933

内容説明

聖具室の中は、教会とも思えない地獄絵さながらの光景だった。喉をぱっくりと切り裂かれた二つの死体が血溜りに横たわり、傍らには血糊のついた剃刀がころがっている。ひとりは浮浪者のハリー・マック、そして、いまひとりは、あろうことか、元国務大臣の准男爵ポール・ベロウン卿だった。現場の状況以上に、ベロウン卿の死の直前の行動は不可解だった。突然辞表を提出し、いっさいの公的生活に背を向け、死の晩には、訪れる人も少ない教会に、なぜか一夜の宿を求めてきていたのだ。卿の心中ではいったい何が起っていたのか？謎に満たちスキャンダラスな事件の捜査を指揮するよう命じられたダルグリッシュ警視長は、名門ベロウン家に足を踏み入れ、卿の生前の行動を追いはじめた…イギリス女流本格派第一人者が満を持して放つ待望の本格巨篇。英国推理作家協会賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[スイ]

感想は下巻で。

2024/02/12

[ひろひろ]

再読

2016/10/23

[てっちゃん]

１９９２年３月２９日に読了

[ちょろちょろ鼠]

登場人物が多すぎて分からなくなるけど、今まで読んだP・D・ジェイムズのなかではわりとすらすら物語が進んでいるように思うし難しい感じがしない・・・。ジェイムズだからね。他のジェイムズ作品と比べたらだからね。下巻からどうなるかわからないけど・・・。

2020/05/25