Hayakawa pocket mystery books<br> 悪党パーカー・標的はイーグル

Hayakawa pocket mystery books
悪党パーカー・標的はイーグル

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  • サイズ 新書判/ページ数 181p/高さ 19X11cm
  • 商品コード 9784150014896
  • NDC分類 933

内容説明

ニューヨーク北郊にあるモネコワ空軍基地。5000人の訓練兵が詰め、武装哨兵が門を固める。マーティー・フスコがパーカーに持ち込んだ計画は、そこから兵士の給料をいただこうという途方もないものだった。後に『掠奪軍団』『殺戮の月』で活躍するディヴァーズとパーカーとの出会いを絡め、アメリカ空軍を相手に回した困難な給料奪取作戦の意外な展開を描く好篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

20
パーカーに彼女が!ちゃんと決まった彼女が!わたしはやたらとモテるのに女に素っ気なくて冷たいパーカーが好きだったのですが、ひとりの必要とする女がいればそれ以上の女を求めない男だったのですね。思い出せば一作目には妻もいた男だった。それはともかく、今回の狙いは空軍基地の兵隊の給料。盤石と思えたその計画がまさかの部分からほころぶ、その構成が説得力あって面白いのがさすがです。もちろん、それを片付けていくパーカーも。これからのシリーズにも登場する人物とも出会えてますます面白かった。楽しい。2020/06/13

bapaksejahtera

11
シリーズ10作目。プエルト・リコでクレアと寛ぐパーカーの許に旧知のクスコという男が話を持ってくる。彼は投獄中に別れた女のところに転がり込んでいるが、そこには旧妻の新しい相手も住む。その男は空軍基地に勤めており、その基地から現金を強奪する計画はどうだ、ということだ。今日日給料を現金で渡す貴重な事業所はこんな所しか無い。パーカーは話に乗る。旧妻にはかかりつけの精神分析医がおり、実はこれが曲者。なかなか面白い舞台回しとプロットで波乱の展開。大いに楽しませてくれる。空軍男はシリーズに今後とも登場の由。2021/07/18

羊山羊

11
空軍基地の兵士のお給料の奪取を狙う今回のパーカー。空軍兵士からディヴァーズという若者を仲間に引き入れる。準備は万端に思えたが…?というあらすじで、今回は下手したら銃殺の危険もあるためか、パーカーも準備が念入り。作戦を実行に移すのは作品の終盤から。めちゃくちゃ慎重である。作戦はうまく行ったけど、思わぬところで妨害が入ってしまうのも王道展開でステキ。その妨害も悪いやつなんだから始末に負えないシリーズである。2020/12/08

まぶぜたろう

7
定番、お馴染み、安定の面白さ。今回は精神分析が絡んでくるのが新趣向、「掠奪軍団」「殺戮の月」に登場するスタン・ディヴァーズが初お目見え。(○○○●●)2019/05/07

タナー

6
今回のターゲットは、ニューヨーク北郊にあるモネコワ空軍基地。マーティはそこから兵士の給料を頂こうという途方もない計画をパーカーに持ち掛ける。このヤマの鍵を握るのはスタン・ディヴァーズという若者。マーティの元妻と同棲しているスタンは、基地の経理部で働いていて基地内の建物の配置や給料輸送の手順も知りつくしているという....。計画を遂行したものの、そこで起こる思いがけない破綻、そして追撃と復讐!スピーディな展開で一気に読んでしまった。意外な展開とスリリングなストーリーがたまらない一作だ!2014/03/12

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