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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゃお
33
〈アルバート・サムスン〉4作目。事故で意識不明、家族でさえ面会謝絶のセールスマン。その姉から依頼を受けたサムスンですが、調べれば調べるほど不可解さが増していきます。私生活では長年会っていなかった娘サムを探偵助手にする様子など、今まで見れなかった父としての側面を見れるのが楽しかったです。そしてそのサムの存在が終盤でクローズアップされる展開と、理不尽な出来事や圧力にも自身の内なる声に従い調査を進めるサムスンにグッときます。もっとも時折情けない姿を見せるのですがそれも魅力。タイトルのダビルミーニングにもニヤリ。2020/07/09
しゃお
26
【再読】何度目かの再読。そして思ったのは、本書の評価云々関係なく、自分が好きなのは本作のあとのシリーズ5作目と6作目なんだと再認識したりして(笑)。小市民的なイメージがあるけれど、本作では(でも)結構無茶な調査をするんですよね。とはいえ娘のサムとのエピソードにはほっこりしますし、これを読んで最新作の『父親たちにまつわる疑問』を読むと、余計にグッとくるものがありますね~・2023/06/30
まぶぜたろう
4
私が初めて読んだサムスンもの、全く忘れていたので再読。■本作をシリーズのベストに挙げる人も多いのだが、本格味が薄いし、クライマックスのアクションも唐突。本シリーズの良さは、コージーっぽいハードボイルドかつ本格、だと思うのだが、本作はどうも中途半端。■評価が高いのは、娘の登場がハードボイルドとしては異色だからなのだろうか。(ちなみに同じく少女とのコンビ・ハードボイルド、傑作「眠れる犬」が86年で、本作の8年後)私としてはやはりベストには「消えた女」を挙げる。にしてもこれもう40年前の本なのね。(○○○●●)2019/08/24
七月
0
宮部みゆき「誰か」の解説でオススメだった本。確かに雰囲気似てるかも。娘の存在がいいアクセントだった。2017/12/08
kanamori
0
☆☆☆2013/09/26