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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
85
忘れられているのが惜しいサスペンス小説の佳作。ニューヨークの化粧品会社で働くリリアはキャリア・ウーマンの女性。ある日友人のパーティーに行く途中で、9歳の娘リディアが失踪してしまう。リリアは浮浪者に身をやつしながら、最愛の娘の行方を探すが、彼女の消息は杳として知れない。テンポよく物語を進行させていく作者の筆力はかなりのもので、リディアの安否が気になってページをめくってしまう。マンハッタンで地を這うようにして生きている浮浪者たちと、成功者たちの華やかな生活の対比が印象的。結末は衝撃的で背筋が寒くなる。2017/12/14
アーチャー
1
「カウフマン警視」シリーズの作者チャステインによるサスペンス小説です。読後感は正直良くありませんが、相変わらずの筆力でじっくりと読めます。でもチャステインにはあと数作「カウフマン警視」シリーズを書いてほしかったというのが本音です。2007/11/07