- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハヤカワポケットミステリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hit4papa
18
騙しの職人リチャード・ニーリイが、お得意の捻り技を魅せてくれるミステリ作品。戦後の日本で重婚をしていた男が主役です。帰国後二十年の時を経て本妻が殺害され、養女、妻の愛人たちに、男の過去が複雑に絡み合い物語は進みます。それほど頁数は多くありませんが、名作『心ひき裂かれて』につながる異常心理の味付けがなされ内容はてんこ盛りです。しかしながら、一旦解決させてのエピローグのもう一回捻りは、些かやりすぎの感は否めません。タイトルの意味は、なるほどですが、ニーリイを知らなければ手に取りたいとは思わない邦題でしょうね。2017/05/07
satooko
1
新刊リッジウェイ家の女の書評を読んで、ふ~ん、既刊評判作からと入手。なにやら古くさい感じは否めないし(1972年原作刊)、描かれている日本や日本人も(題名になっているがた大して需要ファクターではないのだが)なんだかなではあるが、ストーリーはなかなかおもしろく、ミステリー性にも富んでいる。でも、次作や新作を手に取るかといえば、ちょっと微妙かも。2014/06/05
kanamori
0
☆☆☆2013/09/29