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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
61
ダルグリッシュシリーズ第一作目は1962年の作品で、大戦の記憶がまだ生々しい時代。女性に求める貞操観念もやや大時代的。そんな時代を背景に、ロンドン近郊の旧家で、使用人で未婚の母だった若い女性が殺される。ダルグリッシュはまだ警部。周辺の事件関係者の人物造形を書き込んでいって、謎に満ちた被害者の人物像を浮き上がらせていく手法はすでに確立されているが、ダルグリッシュは露出少なめで、どちらかというと狂言回しに近い。ラストは関係者を書斎に集めて半円に並べた椅子に座らせて、犯人探し!これぞ英国ミステリな展開。2022/03/18
KUMAPON
5
『女には向かない職業』を読んでダルグリッシュ警視の物語も読みたくなり、シリーズ1作目を図書館で借りた。客が大勢集まる園遊会の夜、地方の旧家で殺人が起こる。探偵役のダルグリッシュ(本作の時点では主任警部)が関係者から話を聞き証拠を集める。そして最後に容疑者全員を一部屋に集めて犯人を名指し、というセオリーどおりの展開。1962年の作品だけあって全編なんともクラシカルな雰囲気が漂う。事件の真相は意外性もありつつ納得感もあり…ラストに少し余韻を持たせて終わるのがよかった。返却ついでにさっそく次作を借りてこよう。2022/04/17
ふう
4
【ガーディアン必読小説1000冊】#96 クラシックな謎解き。探偵小説。巻頭の登場人物一覧を、たびたび見かえすのは老人の証拠かと。2016/08/12
コカブ
2
ダルグリッシュ警部シリーズ第1作目。マーティンゲールにあるマクシー家の屋敷で事件が起こる。メイドで働きに来ている未婚の母のサリーが、家の息子のスティーヴンとの結婚を宣言した。ところが、翌日になるとサリーが殺されているのが発見される。事件はスコットランドヤードの管轄となり、ダルグリッシュ警部が捜査に乗り出す…。/原本は1962年の出版なので、もう50年以上前だ。舞台設定は館モノだが、第二次世界大戦後に維持に困っている様子も描かれている。シリーズという事は、ダルグリッシュは何年間警察に勤めたのだろうか。2015/09/17
てっちゃん
0
1994年3月2日に読了
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