Hayakawa pocket mystery books<br> 地下組織ナーダ

Hayakawa pocket mystery books
地下組織ナーダ

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150012410
  • NDC分類 953

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワタシ空想生命体

1
"中世の戦争じゃあるまいし、あいつ石投器で俺を射とうとしてやがる。だが、その時、はねかえるゴムの音がして聞えた。ぶん、と唸った。そして、鋼鉄の玉が飛んできて官給のヘルメットに穴を開けた。つづいて頭に穴を開けた。警官ががっくり首を前に折った。死んでいた。"駐仏米大使誘拐を実行するブエナベントゥーラ率いる過激派ナーダと彼らをなりふり構わぬ手段で追うゴエモン警部。渇いた文体のノワール2023/01/17

ヨコケイ

1
作品に政治性を見るのを極端に嫌う人って不思議。古めかしい芸術至上主義ならまだしも○○に政治を持ち込むな警察の方とか。社会で暮らすだけで人は所与の価値観つまりは政治観を持つ。あらゆる政治性から独立したイデオロギーフリーで価値中立的な作品ってあるの?作家/読者の言行そのものが他ならぬliberal democracyと言う政治体制に規定され、担保されてるのでは?それ世界共通のdefaultじゃないと思う。米国大使を誘拐する無軌道な過激派/無慈悲な官憲/叩き付ける文体の本作は戯画的な政治意匠だらけ。愚弄って何?2019/09/03

kanamori

0
☆☆☆★2016/09/21

コタロー

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割と気分でそのシーンの死ぬ人間を決めてるような軽さがあるようにみえつつ、次の章で死んだ曜日をきっちり記述する律義さが生真面目で良い。狂気もあくまで人間の芯を引き立たせる細部の描写として慎ましく描かれている。2015/08/12

ありさと

0
過激派グループによる米大使誘拐計画とその捜査にあたるゴエモン警部の攻防。ナーダのほうもすぐ勢いに任せた殺人集団と成り果てるが、それよりゴエモン警部が酷い。ノンストップで破滅へ突き進むノワール中のノワールといったところでかなり良い。2020/07/20

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