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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
79
ゴダール監督の『気狂いピエロ』が好きなので原案となったこの本を見つけました。この本を読むとゴダールが如何に換骨奪胎したか、分かります。この本自体は実在したギャングをモデルにしたフランスでは人気のギャングシリーズなんですから。クレアを愛するが余り、DV、レイプ紛いのセックスを強要するヤン。クレアは彼を嫌い、逃げ出そうとするが、揉み合う内に転落死し、ヤンは逃亡者となる。一方、きちがいピエロは気侭な犯罪旅行を送っていた。単体の事件達が全て、「きちがいピエロ」のせいになってしまう滑稽さ。最後に邂逅する二人が印象的2017/03/13
よしだ まさし
3
ジョゼ・ジョバンニ『気ちがいピエロ』ハヤカワポケミスを読了。 いつものジョバンニの世界である。ただ、それを楽しむだけ。 それにしてもみごとなのは岡村孝一の訳だ。原文がどうなっているのかは分からないけれど、いかにもジョバンニってこういう文章を書いているんだろうなと思わせる。2015/11/03
キンカン
2
いいね!2009/03/23