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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
UPMR
1
またも迷宮課シリーズといいながら、4/7が非シリーズ作品だから笑ってしまった。倒叙でない作品もあったが、複数人物の関係に焦点がぼやけ、まどろこしく感じた。やはり一人の人物の心理にしぼった作品のほうがヴィカーズは面白いし読みやすい。個別感想→「デイシー家殺人事件」一件書類というタイトル的に真相に含みをもたせる狙いがある気もするが、どっちにせよそんな面白い謎解きにはなってない。「おきあがりこぼし」犯人の犯行が露見するきっかけが悲哀を誘う。「かえれマリオン」死体の隠し場所がオーソドックスで意外性はない。↓2025/09/03
abk1
0
「老嬢の証言」、「あわれなガートルード」、「招かれぬ女」が印象に残った。2014/12/05
madhatter
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再読。本書所収の「老嬢の証言」は、かなりの傑作だと思うのだがどうか。推理小説における、ある種の固定概念を覆した毒殺ものなのだが、この発想だけならアンフェアかもしれない。しかし、ヴィカーズ独特の緻密な人間ドラマが、有機的に発想に結び付き、あの真相を根拠あるものとしているのである。これ以外にも、本書はオチの鋭さや、推理小説としての着実さにも光るものが見られるが、何よりも人間ドラマの深さが印象に残る作品集ではないかと思う。2012/04/28
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
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何度めかわからないけど、再読2005/03/02