- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハヤカワポケットミステリー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Susumu Kobayashi
3
大学生時代に同級生に教えられ、神田の小宮山書店で\500で入手したものの、今まで読まずにいた本(数年前に再版された)。ガイ・エンドアはデュマの生涯を題材にした『パリの王様』で知られる作家。過去に地下牢に幽閉され、生肉を与えられて生き延びた男の血を引くベルトランは、傷ついた鳩の傷口をなめて血の味を覚える。伯父にその性行を知られた彼はしばらく監禁されていたが、脱出してパリに出る。時はパリ・コミューンの時代。ベルトランは恋に落ち、狼男に生まれた宿命を呪う。怪奇小説と思うと失望する。特異な題材の小説というべき。2018/02/14
サイレン
1
テレンス・フィッシャー監督による映画「吸血狼男」の原作。狼男小説の古典。読みたいけど売ってないんだよなぁ、と思っていたら30年ぶりに再刊してくれた。あまり期待せずに読んだら、これが意外と良く出来ていて面白かった。1870年代のパリを舞台にした伝奇ホラーに、切ないSM純愛ラヴストーリーを絡めたもの。人物造形や、時代描写、曖昧な表現による効果など見るべきところが多い傑作。
abk1
0
ポケミスとして読むと全くミステリじゃないし、ホラーとして読むと時代ががっている、、、。2016/05/30
-
- 和書
- ハーブとスパイス …