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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AR読書記録
4
犯人も手口も早々に明らかにされ、では捜査側との息詰まる心理戦、頭脳戦が繰り広げられるかというと、まあそうでもない。だいたい事件自体、連続といえるかどうか微妙なところまでしか進んでいない。というなかで、「ほう」と思いながら読んだのは、新聞社のお仕事ってこんななんだなあってのと、最近『刑事フォイル』をわくわく観てたりコニー・ウィリス『空襲警報』を読んだりしたので、大戦下、空襲にさらされてたロンドンってこんな感じだったのだなあってのと、人が暗黒面に堕ちる瞬間はやはり恐ろしいものよのうってところで。2015/10/28
Schunag
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ガーヴにしては弱いので、この著者を未体験のひとは、まず大傑作『ギャラウェイ事件』『カックー線事件』あたりをどうぞ。でもイギリス人らしい(つまり日本人にも通じる)小心なヘタレ男を書くのがガーヴは本当に巧い。2012/10/09