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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
再読。マロリー夫妻の下に養女アンの素性をばらすと恐喝者ギルが現れた事から起こるサスペンス。恐喝物としては予想外な展開が読み所な作品なんですが愛妻リンダが冷静で正しい提案をするのと対照的に主人公マロリーが愛する家族を守る為に下す決断が最初から最後まで悉く間違っているのがとにかくもどかしく感じます。大自然での対決、ハッピーエンドというお約束に無理矢理嵌め込んだストーリーになってエンディングのセリフも一見決まって見えますが現代人が読むと「いやいやお前間違ってるよ」と突っ込みたくなる問題作でしたね。2024/05/08