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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kagetrasama-aoi(葵・橘)
17
カーター・ディクスン、登録三十九作目。ヘンリー・メリヴェール卿の長編八作目。H・Mの登場の仕方が印象的な作品。この物語の肝とも言えるあのトリック、この作品が最初だったんですね、(多分。)この作品読んだことなくても、トリックだけは知ってる……人も多いかも。サスペンスフルで読みどころも沢山なんですが、如何せん訳が古すぎます(T_T)。動機の部分なんて訳文がたどたどしくて心に響きません。57年に初版が出てそのままですから、60数年経ってます!新訳で読みたいです。2019/05/02
kochi
16
ロンドンの投資家、ヘイのアパートでのパーティに集まった全員が毒薬により体の自由を失っている中、ヘイが鋭利な刃物により刺殺される。被害者は誰かに殺されることを予感しており、弁護士に5つの箱を託していた。偶然、第一発見者となったエドワード博士とブライトン嬢は、著名な探偵のヘンリー・メルヴェール卿と犯人を追う。上流階級を舞台にした殺人事件、それぞれが抱える秘密、錯綜する人間関係、意外な犯人、探偵役の無謀な行動やお約束の名探偵による最後の解説などなど、毎週やってるサスペンス2時間ドラマの原点を見る思い。2015/10/03
Schunag
10
再読。カーがときどきやる変態フーダニットの、ある意味極北かw ここまでやるのならいっそのこと、半端な物理トリックなどなしで、「あの場面」のなんともいえぬ茫然感だけで勝負してもよかったかも。2012/02/02
ホームズ
10
事件の状況は面白かった(笑)トリックはまあ面白くって良いとは思いますが(笑)しかし犯人がちょっと意外すぎてしまって・・・。とりあえずH・Mの登場がまた強烈で楽しめたし全体としてはいい感じで楽しめました(笑)2011/02/28
ホームズ
8
毒を盛られた4人の内1人が刺殺されていた。殺害された男は5人の人間の犯した犯罪の証拠を握っていた。そして第二の殺人。 無くなった五つの箱の謎、恐喝されていたと思われる人間の謎など楽しめたかな(笑)毒を盛る時のトリックは古いね(笑)まあ古い作品だから(笑) 犯人が少し意外だけど、もう少し事件に近い人がいいかな(--;)2008/09/10




