Ｈａｙａｋａｗａ ｐｏｃｋｅｔ ｍｙｓｔｅｒｙ ｂｏｏｋｓ そして誰もいなくなった （改訂版）

アガサ・クリスティー/清水俊二

早川書房（1983/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 189p／高さ 19cm
• 商品コード 9784150001964
• NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kinka]

こういう舞台がかった連続殺人ものを読むと、どうしても金田一少年を思い出してしまう、と言うと年代がバレるな…。確実に元ネタの一つではあるんだろう。無人島に集まった縁もゆかりも無さそうな男女が、マザーグースの歌に見立てられて次々に殺される、という不可解なストーリー。殺人の動機や方法を考えながら読み進めていたのに、たどり着くこれまた不可解で荒涼たる結末。犯人はサイコパスに見えるけど、実はそうじゃない、彼は彼なりの正義と信念、そしてロマンを解す芸術家の側面を持っている。こんな人間、いたらほんとに怖いと思う。

2016/04/06

[藤月はな（灯れ松明の火）]

誰しもほんの少しの悪意や無軌道さ、揺るぎのない信念で人を貶めていることに罪悪感を忘れていた人々に戦慄しました。私はユーゴがベラに言った言葉は却って犯罪を唆しているようにしか思えてなりません。

2010/08/21

[tatte]

購入。

[毛瓶]

初めてのクリスティーが古いペーパーバック版ってどうなの。今では全然使われない漢字があって興味深かった。

[belly]

実は、初アガサ

2009/10/17