Ｈａｙａｋａｗａ ｐｏｃｋｅｔ ｍｙｓｔｅｒｙ ｂｏｏｋｓ 風が吹く時

シリル・ヘアー/宇野利泰

早川書房（1983/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 227p／高さ 19cm
• 商品コード 9784150001780
• NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Jimmy]

これはなかなかのオチでした。ぼんくら探偵の私ですが、早いタイミングで犯人はわかったのです（ある２つの手がかりで）が、全体の仕掛けまでは読めなかった。探偵とその周辺の配役がまたオリジナリティがあって面白いですね。今作もまた“英国風”の動機、でしたね。文章や物語に独特というのか皮肉なというのかユーモアがにじんでいて、不思議に好きになる作家です。

2021/06/01

[timeturner]

トリンブル警部とペティグルウの関係を思い出すために再読。

2014/05/23

[timeturner]

ちょっと渋めで、刺激的な部分は一切ない、いかにも英国的なミステリーだけど、不思議に退屈ではない。地味に活躍する弁護士ペティグルウが登場する先行作品を読んでおけばさらに楽しめると思う。事件の動機に関わってくる英国の法律は今でも有効なのかな？

2013/09/20

[もっち]

伏線怠りない上質なミステリでした 最後にディスカッションで推理を詰めていくのが楽しい 警察内部の人間関係もおもしろかった、トリンブル警部がいとおしい しかし邦題はこれでよかったのかな…

2019/06/22