出版社内容情報
世界的な大ブームが続く「禅」。禅は人生をどのように捉えるのか? 禅僧はどんな修行をしているのか? そこから私たちが学ぶべき「いのちの知恵」を高僧が語る。意外に知らない禅の世界、その扉をひらく入門書。巻末には特別付録「5分坐禅」「写経入門(書:石飛博光)」付き。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rigmarole
13
印象度B+。NHK「こころの時代」の6回シリーズで第2回を見て興味を持ち購入。私にとってはおさらいの部分も多く、滑らかに読み進められました。臨済宗は細かい点では曹洞宗と異なりますが、やはりその根本は変わらないことを確認。椅子で行う5分間坐禅など初心者に緩めの坐禅を紹介していますが、勿論雲水の修行は対極的に厳酷の極致です。本書で最も心に突き刺さった言葉は「懈怠(けたい)の衆生」。怠け者の意。この一年間ほぼ毎日坐っていますが、なまくらな坐禅では妄念が野放図に駆け巡って、いつまで経っても涅槃は彼方の先でしょう。2019/12/10
ロータス
4
NHK「こころの時代」で山川宗玄さんの話を聴き、もっと仏教について知りたいと思い読んだ。番組で語られたことも書いてあるが、語られていないこともたくさん書かれており、仏教の何たるか、禅や修行の何たるかを少しは知ることができた。これを読んだことで、少しは物事の受けとめ方や毎日の過ごし方が変わってくるはず。そう思えただけでも素晴らしい本。2020/09/22
嘉江☆海★山♫
3
ありがとうございます。テレビで山川先生の話しかた…からだに染み入ったことを覚えています。2020/11/30
MSTR
1
食べるとき、なぜ音を出さないのか、云々。だから、お布施として頂いたものは、「ありがたい、ありがたい」と美味しそうに食べる⇒参照 『NHK新日本風土記アーカイブ「うどん供養~京都 相国寺」』。 https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004990281_000002022/07/13