NHKシリーズ NHKカルチャーラジオ文学の世界
ジェイン・オースティンとイギリス文化

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784149107455
  • Cコード C9498

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

noémi

7
オースティンの作品の時代背景、モラルや階級意識などわりとざっくりと解説。リージェンシー時代といって比較的モラルのない時代だったので、結構、世の中は「私生児」などに対しても寛容だったとか・・・。ジェントリー階級と一口でいっても、地位や資産などでは一概に相手のことを「こうだ」と決めつけられない流動的なものがあったとか。いろいろとまだまだ深く知りたくなるけど・・・。結構ミーハー的に映画やドラマの解説もしており、それがかなり面白かった。2011/01/31

ゆりゆり

3
ジェイン・オーステインの主な作品を全て読んだ後に本書を読みました。おかげで「ああ、あの場面にはこういう意味があったのか」と納得することしばしば。イギリスの階級意識がどんなものか、すこしでもわかっていれば、作品をより楽しむことができます。オースティンをさらに理解し楽しむのにとても役立ちました。2011/04/24

さらさら

2
NHKラジオのテキスト。私は番組は聞き逃したけれど、本として単独でもオースティン入門書としてよくまとまっていて面白かったです。

timeturner

2
基本だけさらっと流したという感じだが、最終章でのチック・リット分析は興味深かった。2012/03/03

桜子

2
ジョージ四世による摂政時代は、ヴィクトリア朝とは異なる鷹揚な道徳観を持っていた。オースティンの著作や書簡にもそれが顕著に反映されており、彼女の死後、姪などの血縁関係に当たる人々が後年そのことを恥じていると知って驚いた。そういった時流の変遷を乗り越え、オースティンの決して多くは無い作品群が普遍的な人気を勝ち得た秘密を、彼女が生きた時代背景とともに、本書で分かり易く知ることができ有益だった。十代で書いた習作『恋愛と友情』で当世のご婦人方を悩ます失神と狂気をこれでもかとパロディ化している辺りに茶目っ気を感じる。2011/07/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/566241
  • ご注意事項

最近チェックした商品