感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すう
1
WW2後から現代までの流れを、EU統合を軸に俯瞰的に見る。現代の英仏独を中心としたヨーロッパ諸国の立場や雰囲気、政治的指向を大ざっぱに知る手がかりになるかも。EUとイギリスの微妙な関係、トルコはなぜEUに入らないのか？、現在ヨーロッパで右翼的排他主義が広がる理由の一つ、EU内での各国の力関係、EUは何を目指しているのか…と言ったところが面白かった。各国の人口GDPの表と、ある年の移民人口の表を眺めているだけでいろいろ分かる。2011/03/26
ゆきまさくん
0
以前購入した本を再読。 ＮＨＫのラジオ番組のテキストだが、わかりやすくまとまっている。 ヨーロッパ統合のきっかけ、初期の構想、経緯と現状を理解しやすい。 EUの原型たる欧州石炭鉄鋼共同体の在りかたや、統合が進化していく過程でのドイツ、フランス、イギリスの立ち位置がわかりやすい。 またアデナウアー、ド・ゴール、サッチャーなどのリーダーたちの動きがコンパクトにまとめられている。 ブレグジットを控える今、改めて読み返すとおもしろい。2017/07/22
