出版社内容情報
禅の教えが家も心もきれいにする
「今、ここに集中する」「考えるより、まず動く」「できるだけ無駄を省く」「すばやく行う」「型を守る」──そんな禅の教えを反映したそうじ術を、和室・台所・浴室などの場所別に紹介。「とらわれない心」で行うそうじが、家と心のほこりを払う。面倒と思う前に動けるようになる一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MOTO
6
本屋で立ち読みしていたら、大掃除への意欲が湧いてきて思わず購入。『三昧』って聞くと(そればっか、したい放題)という意味に捉えがちだったけど、仏教では一点の雑念も差し挟まずそのものになりきる境地をさすらしい。真面目に「掃除三昧」だ。2021/12/17
ひめぴょん
6
禅の世界ではそうじは大事なものとされています。禅の考え方も伝わってきます。「私」は自然の一部である。大きな自然のはたらきの中に生きている。というのが印象的でした。図書館本。以下は文中引用とミニ感想です。作法としての「型」があるからこそ、きれいにそうじができたり、そうじが早く終わる。「型」を体で覚えて、あとから頭で分かる。→茶道や華道もそういうところがあります。「道」の「型」を身につけると後からその極意が体感できるといった感じでしょうか。雑巾がけをすると目線が低くなり、見えなかった汚れに気づく。→掃除につい2021/09/05
ムートン
5
NHKのテキスト。放送が観られるといいのだけれど、NHKオンデマンドにはなさそう。「禅に学ぶくらしの整え方」から、そうじの部分+ちょっとだけ料理の部分を簡単にまとめた内容で、改めて買う必要はなかった。でも、ぱらっと全体を見返すには良さそう。2020/12/31
ミー子
4
「そうじ」のやり方そのものも載っているが、やる前から「面倒くさい」という妄想が起こりがちな「そうじ」を題材に、今ここだけに心を置いて、苦や妄想を起こさずに生きるという仏教の教えも書かれた本。家事や仕事を「大変」「面倒」「キツイ、憂鬱」と思いがちな時に、ストレスなしでやれる方法。これまで仏教を学んできて気づいたことが、まさにそのまま書いてあった。あと、「頭で理解して『分かった』ではなく、行動に表れることが全て」「行動を伴わない知識や思考は意味がない」というのは、今の私への警句だと思った。2020/03/28
nranjen
3
立ち読みしたのに、気になって購入。目につくところにおいて、毎日読んで、実践しよう。2019/12/14
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- 和書
- 全滅 文春文庫