感想・レビュー
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うえ
7
著者は阿部美哉。D・マーティンの世俗化論が紹介。鍵になった歴史的事件とその後の類型、イギリスの内戦は「政治的体制と宗教的体制の部分的分離を招いたイギリス型」。米独立革命は「政治的および宗教的エリートの分離を招いたアメリカ型」。フランス革命は「明白に世俗的なイデオロギーを主張する反体制エリートを作りだしたフランス型」。ロシア革命は「皇帝=教皇主義がマルキシズムという反・正統によって置き換えられたロシア型」。オランダ、スイスの革命は「エリート層において自由化と倫理の世俗化の著しいカルビニズム諸国」と分類する。2020/06/13
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- 洋書
- A Dilemma