教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著<br> 西研特別授業『ソクラテスの弁明』 - 読書の学校

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教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著
西研特別授業『ソクラテスの弁明』 - 読書の学校

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  • サイズ A5判/ページ数 141p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784144072475
  • NDC分類 131.3
  • Cコード C9490

出版社内容情報

日本一わかりやすい解説で、哲学のイロハを学ぶ

哲学の祖・ソクラテスが、いのちを賭けて問うたこと。それは、どうすれば本当の価値を知ることができ、自分の心をよくしていけるのか──。世界で最も著名な哲学書から、自分なりの答えの出し方を学ぶ。哲学を身近に感じ、「考える楽しさ」に気づく白熱講義。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

64
「ソクラテスの弁明」を読んだのは、昔のことです。強烈な印象と咀嚼しきれない部分が残っていました。私が私淑する西研先生の特別授業を紙上であれ受けることができ、幸運でした。西先生は「人々の常識を疑って反転させるところが哲学にはある」と言います。ソクラテスの哲学は正にそのようなものでした。しかも、ソクラテスは対話によって人々に「不知」を自覚させました。それ故、人々から反感を買い、「馬にたかる虻のように憎まれ、死刑にされて」しまったのです。だが、ソクラテスの実践した対話は、本来、共通理解を目指すものだったのです。2019/12/29

にいたけ

40
自分が思い、考えていることは人とは異なるという地平に立って人と接する。人が使っている言葉の意味には何が含まれるのか?どんなニュアンスで使っているのか?そういう擦り合わせみたいなことは面倒だがとても大切なのだと感じた。森信三先生も言葉をとても厳密に使われていたことを思い出した。この本に登場する高校生達優秀すぎませんか😅2022/03/04

レモン

33
哲学とは、対話により共通理解を探すこと。息子に邪魔されながら読んだのでじっくり考えられなかったのが残念だが、この授業とても面白そう。相変わらず授業を受けた高校生が聡明すぎる。いくら文明が目まぐるしいスピードで進歩していても、人間は紀元前の頃からあまり変わっていない点が興味深い。人によって正義が違うからこそ対話を重ね、互いの共通部分を探す。これを感情に左右されずに相手のことを理解しようとしながら行えば、世界はもっと生きやすく平和になると思うのに。2022/01/20

Cambel

31
『無知の知恵』ではなく『不知の自覚』が本来の意味だと。「不知」と「無知」という言葉が使い分けられていて、「不知」は価値あることを知らないという事実を表すニュートラルな意味をもつのに対し、「無知」のほうは、本当は知らないのに知っていると思い込んでいる、これが知れたので読んだ方がありました。また、『哲学の対話とは、「勇気とは何か」「正義とは」「美とは」といったテーマについて、それぞれが互いの考えをもち寄り、検討し合うこと』哲学は一人で思索すると思っていました。対話で深めていくこともあるのだと。原著も読みます。2021/11/15

ほし

16
哲学者の西研さんによる、「ソクラテスの弁明」解説本。高校生相手の授業を書籍化したものであるため、優しく、分かりやすい語り口となっています。西研さんが以前から語られている、対話の良さについての内容が中心となっていますが、実際に高校生との質疑応答による対話の様子が収録されているため、よりその仕方が具体的にイメージ出来ました。そして完全に個人的なことですが、西研さんの訪れていた高校が自分の母校で驚き。自分が在学中の時にお越しいただいていればなあ…と羨ましくなりました(もう15年近く昔ですが笑)2021/03/13

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