出版社内容情報
中国史上最大の名君はこうして生まれた
唐の第2代皇帝・太宗が治めた貞観期(627~649年)は、理想的な政治が行われた時代として名高い。その神髄が詰まっている『貞観政要』は、後世の皇帝がこぞって読み継ぎ、わが国でも徳川家康や明治天皇が愛読したという帝王学の古典。本当に優れたリーダーの資質とは。強い組織をいかに作るか。判断力はどのように磨くか──卓抜な比喩表現を味わいながら、現代的な視点で読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
75
NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト。唐の第二皇帝である太宗・李世民の治めた貞観時代(中国史上4回しかなかった安定し繁栄した時代)の政治の要諦について書かれた本。この番組で取り上げられるまで知らなかった本だけど、かなり興味深い。国まで大きな規模じゃなくても、会社とか、そのなかの部署とか、家族や友人関係のなかでも当てはまることがたくさんあるなあ。大きなことを変えるのは難しくても自分のできる小さなことから行動したい。→2020/02/08
歩月るな
21
描かれる大宗李世民、唐の頃は玄奘や武則天までの50年越えた辺りで呉兢なにやら考えた。ええ君主とは、よっしゃ広めたろ! 大陸の歴史的に香ばしい時期です。気が付いたら自分が人を使うって状況になってしまう前に、人を使う立場と言うものを考え直してみるのもいいのかもしれません、そしてそれは単なる機能の問題であるということ。人を使う側に立つ人間は選ばれた人間かもしれないけれど、人間の器は変わらない。共通テクストの存在。そしてセンターとリーダーは違う。少数精鋭の意味。廃部寸前の部活が少人数から巻き返す物語は当然の事と。2020/05/15
フク
17
紹介者の座右の書、貞観政要を解説する。リーダーとは如何あるべきか。部下は如何あるべきか。時代や国が変わっても本質は変わらないことを感じる。諌言のテクニックはいずれ使ってみたい。 綸旨万能主義のあの人にも読んでもらいたかった。2020/02/02
Takashi Takeuchi
11
1月に読んだものの記録漏れ。 周囲の声を謙虚に良く聞き受け入れる。時代が変わっても不変のリーダーの条件。 コンパクトに要点がまとまっており大筋を理解できる。「100分de名著」よい番組です。 その内に『貞観政要』読んでみたい。2020/01/31
どりーむとら 本を読むことでよりよく生きたい
8
小さいながらも集団の長として、役立つことがないかと考えて購入しました。役に立ったことは三つある。 一つ目は、集団の構成員と付き合うためには、それぞれの構成員と共通の話題を持つことが大切であるということである。会話を円滑にすることが大切である。 二つ目は、多様な立場の人のことを考えることが大切である。それぞれの意見が否定できる場合に否定してしまい、切り捨てしまうとよい決定はできない。 三つめは、どっしり構えることが大切であるということである。焦るとろくなことがない。 さらに深いものがありそうだ。2022/09/11