100分de名著 〈2016年6月〉 - NHKテキスト ルソー エミール 西研

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  • サイズ A5判/ページ数 124p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784142230631
  • NDC分類 028
  • Cコード C9498

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

71
若い頃から断片的には触れることが多かった「エミール」。今回も西件さんに導かれながらの読書でした。子どもを育てることは、子どもがやがて生活することになる社会がどんな社会であってほしいかも含めて、育てる側が深く学ばなくてはなりません。ただ、学んでいなくても愛情や誠実さで、豊かな実践をしている人の方が多いような気がしますが…。「幸福は比較できない」「不寛容への反対」など、共感も含めて自分の考えを整理し、さらに考えていくきっかけとなる内容でした。  農耕がもたらした陰の産物、所有と格差については→2017/03/06

としP

24
思想家ルソーの著書「エミール」を、「100分de名著」(NHK)の番組と並行して読んだ。「エミール」は、同じくルソーの『社会契約論』と、「自由な社会」を実現する上での両輪をなす著書であり、教育論を展開するもの。現代の教育にも大きく繋がるところがあると思うし、教師も親も子にとっても考え方の基本の参考になると思うので、参考にされたし。2016/09/07

豆ぽち

16
どういう環境、条件に置かれるかによって、どんな情が働くかは変わってきます。そのような条件の総体としての社会を知ることは、そこに置かれる人間の情や想いを知ることに繋がるのです。人間の情をよく知るようになると、ある社会がそこを生きる人間にとってどのようなものか知ることもできるでしょう。人間を知ることと社会を知ることは繋がっていると考えられます。/有徳な人とは、自分の愛情を克服できる人だ。そうすればその人は自分の理性に、良心に従うことになるからだ。2019/05/03

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

12
Eテレ「100分de名著」2016年6月放送分のテキスト。自らの内面・良心の導きと、他者へのあわれみ(共感)を軸に生きていく人間を育てるにはどうしたらよいのかという課題に、ルソーが取り組んだ古典を著者が解説する。パリを離れ、閑静な田園に孤児として預けられたエミールの「発育段階」に即した課題を、家庭教師であるジャン・ジャックが与えていく。この2人は、どちらもルソーその人を投影したものであろうと思う。岩波文庫に取り組む余裕はないので、「まんがで読む」エミールを読んでみようと思っている。2016/06/13

ひろき@巨人の肩

11
現代教育論の礎となったルソーのエミール。子供を「小さな大人」と捉えていた社会の中で子供を「子供として育む」教育を思考実験するルソーの思想力に感嘆する。次の3つのフレーズは心に刺さり、現代でも色あせていないと思う。「幸福と自由は欲望と能力の均衡にある」「あわれみを人類にまで伸ばす」「自分の欲望ではなく良心が再医大の掟にならなくてはならない」2016/09/15

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