100分de名著 〈2014年12月〉 - NHKテレビテキスト シェイクスピア ハムレット 河合祥一郎

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  • サイズ A5判/ページ数 105p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784142230457
  • NDC分類 028
  • Cコード C9497

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

masabi

18
一度注釈のついたハムレットを読んでいたのですんなりと読むことができた。立場によって解釈も異なるハムレットは作品自体が多くの謎が残っているが作者のシェイクスピアについても分かっていないことがあり、作者と作品どちらもミステリーがあるのでより人を惹き付けてやまない。解説を踏まえて次は映画や舞台のハムレットも観てみたい。2015/01/05

oDaDa

14
"to be or not to be"から"let be"へ、つまり自力本願から他力本願へ。中々面白い解釈だった。シェークスピアが生きた時代はエリザベス朝時代。当時を生きた人間としての視点でもって作品を味合わないと正しくは理解できない。やはり、歴史を学んでおくことは文学や美術を鑑賞する上でも不可欠である。ー生きるべきか、死ぬべきか。ーなるようになればよい。人間は理性だけでは生きられぬ、感性と、人智を超えた宗教心があってこそ、自分自身が主役となって人生を演ずることが出来るのであろう。2014/12/29

Chie Nakamori

13
ハムレットだけではなく、シェイクスピアは読んだことがないけれど、読んでみたいと思えた。戯曲には苦手意識があるが、その意識を取っ払う魅力を伝えてくれた。ただ、名著を読むにはこれだけの前知識が必要なのかと、自分の知識のなさがこんなに読書の枷になるのかと、寂しくも思った。もっと自分の知識を厚くして、名著に触れ合うことに貪欲になりたい。2015/01/01

かふ

9
ハムレットが優柔不断な王子というイメージはロマン主義の作家達が作り上げたもので、ハムレットが悩むのは中世から近代になる時代で宗教もカトリック(精神的な)とプロテスタント(合理主義的な)間にいるからというのは説得力がある。母の再婚もそういう側面から観ると単なるマザコンでもない。ファザコンかもしれないけど。母の再婚で悩み、父の亡霊と出会って復讐を決断し、最後は死の運命を受け入れる成長譚。でも肥満のハムレットは想像出来ないな。2015/01/09

tsubomi

7
2016.12.19-12.23:「To be or not to be,...」と思い悩むハムレットが最終的に「Let be」と悟りの境地に達するのだというシンプルな解説に共感。自己の心の在り方を問う作品で禅問答のよう。ハムレット像はひ弱で優柔不断な文学青年というのが一般的だけど実は違うというのも同感。私が先日読んだ小説版(英語)『Hamlet』でも、見目麗しく文武両道ですごくカッコいい印象を受けたので、世間の人はもしかしたら原作を読んだことがなくて映画から草食系男子を想像していたのかもしれませんね。2016/12/23

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