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100分de名著 〈2014年3月〉 - NHKテレビテキスト 孫子 湯浅邦弘

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  • サイズ A5判/ページ数 95p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784142230365
  • NDC分類 028
  • Cコード C9498

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

38
番組初期に特徴的な、ビジネス寄りに読み替えを試みている。『孫子』に限っては当てはまっているのではないか。喧嘩をせずに、まずは情報収集というのは、ゼロサムゲームの領土拡大に比べて、経済成長によりパイの拡大が見込める経済活動にこそ相応しいだろう。部下に接する心得や集団の力学など、相手を倒すことよりも自己の組織の能力を最大化する視点に着目している。2022/12/21

としP

20
情報の収集と分析によって勝敗の8割がたは決まる(事前準備が大切)。「戦争の本質とは、偽りの方法である」(「武士道」と正反対)。正面対決ではお互いに甚大な被害が出る為である。勝算が立たない場合は、逃げるべき。捲土重来を期すことができる。/ 感情で戦をするな。戦は早く切り上げるべき。長引けば兵の士気は衰え、双方の国への被害も増える。「戦わずして勝つ」ことが最上。/ 兵卒の気持ちのベクトルの一致が大切。信頼関係を築き、その上で厳しく接する。/ 上善水如。軍隊に決まった陣形はない。水のように変形する柔軟性が大切。2016/11/29

かず

11
20代初めに手に取ったものの、抽象的過ぎて全く生かせなかった孫子。不惑を越えてようやく理解できるかとばかりに、分かりやすい本テキストを入手した次第。まず、目から鱗が落ちたのは、兵法書の目的は「勝つ」ことではなく「負けない」ことであること。そもそも出発点が間違っていました・・・次に徹底した合理性。日本軍が大陸で勝てなかった理由が分かった気がする。「戦わずに勝つのが最善」であることを知るシナ人は硬軟自在に我が国を揺さぶってくるが、それに対しどう抗していくか、ふと気になった。2017/01/22

仁家の作

11
先日、上司に突然手渡されたのですが忙しくって枕状態で積読ってたんです。しかし昨日感想を求められたので平謝り。慌てて読んだのですが面白かったです。 意外とオススメ?2015/03/29

たくぼ

8
エッセンスを分かりやすく説明した好著書。大変読みやすい。現代におけるビジネスの経典としても有効らしい。ところがビジネスに関する用語は一切出てこない。だから論理の飛躍がなく、腑に落ちる。OODAループも米軍の論理をビジネスに応用したものだったが、具体例を示せばとたんにこじつけのような薄っぺらさが見えてくる。あくまで概念にとどめているところが時代を超えて万人に受け容れられ、名著として残る。そのよさが、この解説書でも活かされて、無駄がない。★★★★2020/11/07

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