NHKブックス<br> 集中講義!アメリカ現代思想―リベラリズムはどこへ行くのか (新版)

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集中講義!アメリカ現代思想―リベラリズムはどこへ行くのか (新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140912874
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C1310

出版社内容情報

リベラルが分かれば、アメリカが見える!

現実的な社会変革を目指す思想として、20世紀後半から注目され続けてきたアメリカ発のリベラリズム。
社会全体の「平等」と個人の「自由」の両立を構想することで、
自由をめぐる現代的課題を考察したロールズの正義論から、リバタリアニズムにコミュニタリアニズム、ネオコン思想まで。
リベラリズムを中心とするアメリカ現代思想のあらましを、時代背景とともに明快に解説し、
日本をはじめ現代の思想状況にリベラリズムが与えた影響と、その行方を探る。
ロングセラー『集中講義!アメリカ現代思想』に補章「アメリカ的正義観の変化」を加えた決定版!

《目次》
序 アメリカ発、思想のグローバリゼーション
Ⅰ リベラルの危機とロールズ
 第一講 「自由の敵」を許容できるか――戦後アメリカのジレンマ
 第二講 自由と平等を両立せよ!――「正義論」の衝撃
 【間奏曲】日本にとっての一九六〇年代

Ⅱ リベラリズムの現代的展開
 第三講 リバタリアニズムとコミュニタリアニズム――リベラルをめぐる三つ巴
 第四講 共同体かアイデンティティか――文化をめぐる左右の戦争
 第五講 ポストモダンとの遭遇――リベラルは価値中立から脱却できるか
 【間奏曲】日本のポストモダン思想

Ⅲ ポスト冷戦期のリベラリズム
 第六講 政治的リベラリズムへの戦略転換――流動化する「自由」
 第七講 〈帝国〉の自由――「歴史の終焉」と「九・一一」
 第八講 リベラリズムから何を汲み取るべきか

Ⅳ リベラリズムはどこへ行くのか
 第九講 アメリカ的正義観の変化――サンデル「白熱教室」から『実力も運のうち』へ

関連年表
アメリカ現代思想のあらまし

内容説明

現実的な社会変革を目指す思想として独自に発展を遂げ、これまで注目され続けてきたアメリカ発のリベラリズム。社会全体の「平等」と個人の「自由」の両立を構想することで自由をめぐる現代的課題を考察したロールズの正義論からリバタリアニズムからコミュニタリアニズム、ネオコン思想までリベラリズムを中心とするアメリカ現代思想のあらましを、時代背景とともに明快に解説し、日本をはじめとする現代の思想状況にリベラリズムが与えた影響を探る。旧版刊行以後、激変するアメリカの政治・社会状況の中で「アメリカ的正義観」の変化を論じる新章を加えた決定版!

目次

序 アメリカ発、思想のグローバリゼーション
1 リベラルの危機とロールズ(「自由の敵」を許容できるか―戦後アメリカのジレンマ;自由と平等を両立せよ!―「正義論」の衝撃)
2 リベラリズムの現代的展開(リバタリアニズムとコミュニタリアニズム―リベラルをめぐる三つ巴;共同体かアイデンティティか―文化をめぐる左右の戦争;ポストモダンとの遭遇―リベラルは価値中立から脱却できるか)
3 ポスト冷戦期のリベラリズム(政治的リベラリズムへの戦略転換―流動化する「自由」;“帝国”の自由―「歴史の終焉」と「九・一一」;リベラリズムから何を汲み取るべきか)
4 リベラリズムはどこへ行くのか(アメリカ的正義観の変化)

著者等紹介

仲正昌樹[ナカマサマサキ]
1963年広島県生まれ。金沢大学法学類教授。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。専門は法哲学、政治思想史、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井の中の蛙

10
アメリカにおけるリベラリズム思想の変遷とその背景について知ることができた。多義性(自由)の扱い方の難しさを感じた。2025/03/15

Kooheysan

6
アメリカのリベラリズムを巡る見取り図。ずいぶん前に一度読んでいますが、新版(第9講が加筆されている)ということで再読。中心はジョン・ロールズであり、「正義論」から「政治的リベラリズム」、そして「万民の法」に至る流れを骨格として、簡潔かつ分かりやすい説明のおかげでアメリカ発のリベラリズムについて手っ取り早く掴むことができます。世界の中では比較的短い歴史しかない…とはいえ、建国以降、政治・社会、そして憲法(法)についての数々の考えとそれに対する応答の蓄積があることは米国の強みだと思います。2025/03/30

ひつまぶし

5
コミュニタリアニズムの思想的背景を理解するための教養のつもりで読んでみたが、めちゃくちゃ面白かった。世界史的な動向とも関連しつつ、アメリカにおけるリベラリズムの政治思想がどのように展開していったのかを理解できた。また同時代の日本における欧米思想の受容のされ方についても同時に知ることができるし、日本の思想的状況とその課題も理解できる。戦後日本はどうしようもなくアメリカに従属的で、かつそれ自体が見えづらい状況に陥ってしまった。哲学や思想が難しく感じられてしまうのは、そうした基礎的な文脈の乖離があるのだろう。2025/01/15

しちみ

1
アメリカリベラリズムの歴史を現在(2024大統領選挙前)まで時系列で説明。関連する各思想の変遷が分かりやすく説明されていて、かつ読み物としてもおもしろい。 序文が一番難しい。先に本文から読み進めるのもありかも。2025/03/01

ささ

0
ロールズの『正義論』に象徴されるリベラルは当時のアメリカが経済的な発展が見込まれた進歩主義的な世界観であったからこそ受容されたものだったように、日本における左右の対立も安全保障をアメリカに委ねて経済成長に専念という前提をお互いが飲み込んでいたことによって成立していた(ということになるのかな?) 社会的ハンデ(?)を抱えながらも、リベラルにとっての保護の対象になりにくい人々のリベラルに対する反発が現代の保守的なアメリカに繋がっているという話が面白かった。 難しかったし十分に読めた気はしてない。2024/11/29

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