出版社内容情報
日米を巻き込んだ「もうひとつの独仏戦争」
プロイセンがフランスを終始圧倒して勝利した"普仏戦争"の裏で、ビスマルクは米国にアプローチし、国際法に頼ろうとしていた――なぜか? ビスマルクによる米国との交渉、国際社会への訴えから、日本・中国での停戦工作までを地球規模で描く、知られざる近代史!
(仮)
第一章 普仏対立へ ――ルクセンブルクをめぐる普仏戦争の危機
第二章 米国への打診
第三章 独仏開戦とフランス海軍への対応
第四章 北ドイツ沿岸での戦闘と海上封鎖をめぐる対応
第五章 極東への影響
第六章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
終章 パリ宣言をめぐるビスマルク外交
内容説明
一八七三年、ベルリンを訪れた岩倉具視らに対してビスマルクは「国際法などあてにならぬ、大国は無視できるのだから」と悔しさを吐露した。その背景には何があったのか―本書は、その直前、プロイセンが圧勝したと記憶されている“普仏戦争”の裏で、ビスマルクが遠く離れた米国に対し海軍力の不足を補うための交渉を仕掛け続けていたことを、史料をつないで読み解きながら明らかにしていく。明治政府を巻き込む地球規模の戦いとなった「独仏戦争」の知られざる一面を明らかにした、新発見の近代史!
目次
第1章 普仏対立へ―ルクセンブルクをめぐる戦争の危機
第2章 米国への打診
第3章 独仏開戦とフランス海軍への対応
第4章 北ドイツ沿岸の戦況
第5章 極東への影響
第6章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
終章 海からみたビスマルク外交
著者等紹介
飯田洋介[イイダヨウスケ]
1977年、茨城県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、岡山大学准教授。専門はドイツ近現代史、近代国際政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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