NHKブックス<br> 希望の日本農業論

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NHKブックス
希望の日本農業論

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140912195
  • NDC分類 612.1
  • Cコード C1361

内容説明

世界の農業の3つの潮流。日本が選択すべき道はどれか?戦後の農政、農協のあり方を検証し直し、日本が目指すべき「成熟先進国型農業」を実践する国内外の豊富な成功事例を提示しながら、日本農業再生のための条件を探る。

目次

第1章 日本の農業は稲作偏重農政で衰退し続けてきた
第2章 稲作偏重が生む日本農業の不思議
第3章 成熟先進国型の農業で成長産業を目指せ
第4章 我が国の農業を成長産業に
第5章 稲作・水田農業の成長を考える
第6章 何といっても必要とされる経営者
第7章 農協の改革は可能か?
終章 自由貿易交渉と成熟先進国型農業構築の可能性

著者等紹介

大泉一貫[オオイズミカズヌキ]
1949年宮城県生まれ。東京大学大学院修了。農学博士。専攻は農業経営学。農業をはじめ、成長を目指す一次産業改革の研究や提言など多方面で活躍。宮城大学特任教授。宮城学院理事。21世紀政策研究所研究主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

22
GAPとはよい農業のやり方で、食の安全性や環境保全に取り組む農場を第三者機関が民商する制度(93頁)。融合産業というビジネスモデル(103頁~)。複数の産業のノウハウ、資産、人材を相互使用する連携・融合を志向。新産業を作り付加価値を高めることが重要。2008年農商工等連携促進法。2010年六次産業化法(107頁)。前者は経産省と農水省の共管。農業者は内向き志向が問題という。後者はその農林業者に焦点を絞り、 前者で尻ごみする業者を促す意図もあるようだ。  2014/10/09

kiriya shinichiro

3
同著者の最新の話が読めるかなと思ったんだけど、内容の重複があるのと、あと、まだ進行形の話だからね……。農業経営者って、戦前までの、土地を貸し付けてた大きな農家に逆戻りする形なんだよなー。難しいね、いろいろ。2016/06/28

ぴーまん

2
日本が目指すべき「成熟先進国型農業」の方向性が書かれている。この世界で仕事していると、この状況が普通に思えてしまうが、それは間違いであるのかもしれないと考えさせられる本。さすがNHK編著ということで分かりやすく書かれている、特に稲作については問題が多い、生産を自重するために米に対して直接支払交付金を配布していたが、それとは逆行し、同じ米に餌米として多額の補助金を出している、それはアクセルとブレーキを同時にかけているのと同じ、またそれをいかんと厳しく法整備するのもおかしくて、それならその補助金をやめろという2017/06/01

虎ボルタ

2
日本農業の歴史、取り巻く環境を解説。興味のあるところと、無いところがハッキリしてたな。個人的に。2016/02/06

エボシペンギン

1
農の抱える問題はその自己肯定感のなさにあるのだといつこと。国内国外問わず不可逆的に進行していくと変化に対応し続ける難しさ、アンテナの感度を問われているような気がする。3年前の刊行だが特にここ数年の変化の大きさを実感してしまった。2017/04/28

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