NHKブックス
京都型ビジネス―独創と継続の経営術

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911273
  • NDC分類 335.216
  • Cコード C1333

内容説明

世界的なハイテク企業と伝統産業が共存する都市・京都。グローバルスタンダードとは一線を画しつつ、日本的経営の原点とも言える「人の和」を生かしながら高い競争力を獲得する経営術。その真髄はどこにあるのか。従業員のモチベーションを高める独特のマネジメントから付加価値の高い製品を生み出す開発力、事業継続のために行なう革新まで、ユニークな手法の数かずを経営者・職人への取材をもとに徹底考察。金融に依存したアメリカ型資本主義に陰りが見えるなか、今後の日本企業の経営を考えるうえでのヒント満載の一書。

目次

序 クリエイティブ都市としての京都
第1章 京都を流れるビジネスの職人文化
第2章 伝統とテクノロジーを融合させる
第3章 歴史資産から新たな価値を生み出す
第4章 文化ビジネスを継続させる
第5章 文化を組み合わせる
第6章 京都文化をグローバル化させる
第7章 京都から映し出す日本の独創性

著者等紹介

村山裕三[ムラヤマユウゾウ]
1953年、京都市生まれ。1975年、同志社大学経済学部卒業。1982年、ワシントン大学よりアメリカ経済史で博士号取得(Ph.D.)。同年より、野村総合研究所で、アメリカおよびヨーロッパのハイテク企業担当証券アナリストとして勤務。その後、大阪外国語大学(現大阪大学)教授などを経て、同志社大学大学院ビジネス研究科(ビジネススクール)教授。日本安全保障貿易学会会長、総合科学技術会議「社会基盤プロジェクトチーム」委員。専門は、経済安全保障、技術政策、文化ビジネス。著書『テクノシステム転換の戦略―産官学連携への道筋』(NHKブックス、2000年、フジタ未来経営賞)、『経済安全保障を考える―海洋国家日本の選択』(同、2003年、国際安全保障学会加藤賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

baboocon

4
☆☆☆2009/12/28

おうまさん

1
そこまで理解できなかったのでまた改めて読みます。とりあえず途中にあった伝統=固定資産でそれをいかに活かしてフローにつなげていくかみたいな話が面白かった。2012/12/08

Ikkoku-Kan Is Forever..!!

0
京都特殊論っていうのは日本特殊論の縮図だと思う。その点、この本も何ら根拠のない京都特殊論みたいな部分もありましたけど、ビジネスに関して「文化性重要視の落とし穴」「経済性重視の落とし穴」という指摘は正鵠を得ている気がします。でも一番感銘を受けたのは、p151「東京が発信する京都」というところです。「東京のメディアにより京都のイメージが作られるという奇妙な現象」とは言い得て妙で、観光という面において、京都の緊張感のなさが生む表層的文化の切り売りで観光客に阿諛し媚を売るという観光スタイルには反吐が出ます。2012/01/28

denken

0
伝統をもっている人向けな気がする。2010/05/16

MOJITO

0
恐るべき京都パワー!任天堂を筆頭に京セラ、ローム、ワコールと名立たる企業があるだけに妙に京都の強みというものに説得力がある。伝統・歴史・文化とハイテクとの共存。そして常に革新をする事に事業の継続性を見る事ができる。利益を出す事でなく継続する事に重きを置くという発言。同じ事をこのまない独自性。伝統という資産を流動化させる発想。人を大事にし、切磋琢磨する風土など魅力的な内容が盛りだくさんだ。2009/06/09

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