NHKブックス
未来派左翼〈下〉グローバル民主主義の可能性をさぐる

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911105
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C1331

内容説明

いまや保守化し自己保身に終始するようになった左翼たち。「前衛」「改革」「革命」などの創造的ビジョンはどこへ行ったのか?左翼は本来のクリエイティビティを失ったのか?シアトルやジェノヴァでの抗議デモ、ブラジルにおけるルラ大統領の試み、パリの郊外からフランス全土に広がった叛乱、不安定労働者たちによる自律的なデモ行進…一九八九年以降、およそ一五年の間に世界中で起きた出来事を分析し、そこに、未来への道を切り開く「新たなる創造性」を見出す。コミュニズムの予兆を探る、ネグリ待望の新刊。

目次

3 グローバル民主主義のさまざまな予兆(アメリカン・ヘゲモニーの終焉―イラク戦争から考える;マドリード・コミューン―列車爆破事件から考える;運動とともに行う統治―ブラジル・ルラ政権から考える;「帝国」貴族たちの思惑―ダヴォス会議から考える;二一世紀、中国のゆくえ―天安門事件以降から考える;宗教と政治の関係―イランの現在から考える)
4 目覚めよコミュニズム(プレカリアートは未来へ向かう―May Dayから考える;統一ヨーロッパの役割―イタリアから考える)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
「資本主義的生産において一般知性がヘゲモニーをもつ」今、労働者こそが生産の主体となった。資本はわれわれの、自由な生産を、創造を、協働を、捕獲することで利潤を得ているのだ。ここでは搾取は今まで以上に苛烈なものとなる。だが悲観することはない。今の状況はたしかに苛酷であるが、同時に、<共>を、自由な、真の意味での共産主義的な空間をつくり上げることができる可能性を潜在させてもいるのだ。それは、資本に捕獲されない生産であり、「マルチチュードの民主主義」であり、新しい秩序である。革命は不可能ではない。2016/12/17

keepfine

1
イタリアの左翼がポストフォーディズムへの移行や認知資本主義、非物質的労働を的確に捉えきれずに死んだ話、日本とて他人事ではないなと。都市中流層の没落を見過ごすことなかれ。2016/03/31

amanon

1
かなり複雑な読後感を抱かせる一冊であった。世界中での新たなプロレタリアート(プレカリアート)運動についての言及には、ある種の希望を抱かせるものがあるが、果たしてネグリが言うほど、その運動の可能性は堅固なものなのだろうかという疑問がまず起こる。それにこの書の中盤あたりでは南米における解放運動に多くの頁を先ながらも、終盤では唯一ヨーロッパのみが新たな解放運動を可能にするのだというようなことを述べていて、何と無し嫌な気持ちにさせられる。このあたり今後様々な議論が行われるべきだろうけれど。2009/06/29

c3po2006

0
★★★2014/03/15

c3po2006

0
★★★2008/10/30

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