NHKブックス
未来派左翼〈上〉―グローバル民主主義の可能性をさぐる

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140911068
  • NDC分類 309.3
  • Cコード C1331

内容説明

左翼に延命の途はあるのか?疲弊した左翼をいかに再生するか?左翼政権を支えた社民的な思考モデルが時代遅れになる一方で、シアトルやジェノヴァの抗議デモ、メキシコのサパティスタの蜂起など、グローバル資本に対抗する新しいうねりが生じている。ベルリンの壁が崩壊した一九八九年以降、全世界が“帝国”化へ向かうなかで起きた様々な出来事を考察し、現状に即応できない社会主義・社民的思考に引導を渡すとともに、「みんなでひとつになる」ことを目指す柔軟な闘争形態に、グローバル民主主義への新たな希望を見出す。

目次

1 さらば社会主義(社会主義はなぜ頓挫したのか―壁崩壊から考える;“共”はいかに発見されたか―パリのストライキから考える;“帝国”時代の戦争をどう捉えるか―ユーゴ紛争から考える)
2 マルチチュード出現!(運動はどう変化したのか―シアトルのデモから考える;ネットは運動にどう影響したのか―サパティスタの蜂起から考える;なぜ暴力は正当化されるのか―ジェノヴァのデモから考える;労働はどう変貌するのか―移民問題から考える)

著者等紹介

ネグリ,アントニオ[ネグリ,アントニオ][Negri,Antonio]
1933年生まれ。元パドヴァ大学政治社会科学研究所教授。70年代にはアウトノミア運動の中心人物となる。79年、テロ事件にかかわった容疑により逮捕・投獄されるが、フランスに亡命。現在は、完全に自由の身となり、研究・著述を続けている

廣瀬純[ヒロセジュン]
1971年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程(芸術学)修了。パリ第三大学映画視聴覚研究科DEA課程修了。現在、龍谷大学経営学部専任講師。専攻は、映画論、現在思想、仏西伊語圏地域研究。仏・映画批評誌『Vertigo』編集委員

シェルジ,ラフ・バルボラ[シェルジ,ラフバルボラ][Scelsi,Raf Valvola]
1957年、ミラノ生まれ。ベルガモ大学で教鞭をとるほか、出版業でも働いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さえきかずひこ

7
2008年に刊行された本書はシェルジによるネグリへのインタビュー集である(原著は2006年)。しかし、この邦題は、ダサすぎる。第1章からして彼がスターリニズムとソ連を擁護する雰囲気があって驚かされるが、とにかくヨーロッパ(特にイタリア、ドイツ、フランスの)左翼をえんえん批判している。これを読んで、彼の言うマルチチュードや帝国の概念がなんとなくつかめた。インタビュアーがクリティカルな質問をしていてネグリとの緊張感が出ているところは良い。しかし、彼の理念にあるグローバル民主主義なんて絵に描いたモチにしか思えな2017/08/17

keepfine

1
Q&A形式でネグリが回答していく構成。他書で論じられてきたマルチチュードや帝国の概念について踏み込んだ解説がなされている。本書でネグリが「左翼」という場合、それは往々にして批判的なニュアンスを含んでいるのが興味深い。左翼や旧態依然の労働組合は非物質的労働やグローバル化・ポストフォーディズムといった現実に対応することができていないという批判は痛烈である。オルタナティブとしてのベーシックインカムについては、どこまでベタに言っているのか謎。2015/11/18

c3po2006

1
★★★2014/03/08

c3po2006

0
★★★2008/08/11

Wa11abie

0
邦題だけを見るとギョッとするが,原題は"Goodbye Mr. Socialism"(これはこれで「挑発的」ではある)で,既存左翼の問題点にしばしば言及した内容になっている。インタビュー方式で読みやすく,「訳者あとがき」にあるように,電車やカフェで気軽に読むことができる。「はじめに」の訳語に若干統一感のなさを感じた。2013/01/03

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