NHKブックス<br> 団塊の肖像―われらの戦後精神史

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団塊の肖像―われらの戦後精神史

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140910924
  • NDC分類 361.64

内容説明

会社の肩書きを剥奪され、一人の個人として呆然と佇む初老の男たちがいる。団塊よ、勤勉を是とする日本近代の歪みが露呈している今、がむしゃらに走ってきたキミたちは、「何もしない」という勇気を持つべきではないか―食べ物、映画、文学、そして学生運動…戦後60年の世相を、団塊たちの談話をもとにきめ細かく想起し、彼らの自己形成の過程を追いながら、追いつき追い越せの強迫観念から始まった日本近代を総括する。

目次

時の因果律
1 生温かい闇のなかから(誕生と喪失―生まれなかった団塊のこと;墓碑銘としての九条―憲法発布から朝鮮特需へ)
2 豊かさへの全力疾走(フジヤマのトビウオ―ラジオと漫画の黄金時代;「平和の世界をつくるのさ」―ヒーローと戦後民主主義)
3 農村から都市へ、漂流する魂(性とリズムの解放―チャタレイ裁判からモダンジャズへ;怨念の豆単―進学と集団就職のはざまで)
4 ニッポン「富国論」の総括(全共闘は月光仮面である―「正義」をめぐる闘争;「個」として佇む―無為のススメ)

著者紹介

橋本克彦[ハシモトカツヒコ]
1945年、宮城県生まれ。日本大学芸術学部除籍。雑誌記者を経てノンフィクション作家。1984年、『線路工手の唄が聞えた』(JICC出版局)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。90年、『日本鉄道物語』(講談社)で交通図書賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)