出版社内容情報
自分探しに哲学的思考で挑む!
日々の生活の中に隠されているが、どこかに「本当の自分」があり、それを探し出すことでよりよく生きられるはずだと多くの人々が考えている。しかし、どこにあるのだろうか? 本書は、自身も不全感に悩んだ経験を持つ著者が、この難問に現象学的思考法で挑む野心的試みである。
内容説明
私たちは壁に突き当たったり、孤独を感じたり、生きることに疑問を感じたとき、どこかにある「本当の自分」を探し求めがちだ。しかし、それは探そうとすればするほど曖昧になり、しばしば迷路に陥ってしまう。自分探しに苦闘してきた著者が、自らの体験を踏まえてこの難問に現象学的思考を用いて挑み、何が「本当の自分」の本質なのか徹底的に考えてゆく。自分らしく生きるために、必読の一書。
目次
序章 「本当の自分」とは何か
1章 無意識の現象学
2章 欲望と当為の自己了解
3章 「相互幻想的自己了解」
4章 他者の承認から自己承認へ
5章 自由と承認を求めて
著者等紹介
山竹伸二[ヤマタケシンジ]
1965年、広島生まれ。広島修道大学人文学部心理学専攻卒業。学術系出版社の編集者を経て、現在、哲学・心理学の分野で著述家として活動中。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員。朝日カルチャーセンターにて「フロイト完全解読」などの講座を担当。主な論文に、「自由と主体性を求めて」(第14回暁烏敏賞を受賞)、「現代的な苦悩と自由の問題」(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター年報第1号)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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