内容説明
美しく正しい日本語は良い子のもの。不良は自己表現という考えを捨て、読者を楽しませることに徹します。むずかしい思想書を若者向け雑誌でわかりやすく紹介する方法、B級グルメ記事のコツ、人の悪口をおもしろく書く手法…売れっ子ライターが、苦節二十年の経験をふまえ、四百~千二百字程度の、切れ味のいい文章の書き方を伝授します。
目次
1 「不良」になるための心がまえ(「不良の文章」ができるまで;投稿上手とプロはここが違う ほか)
2 本の紹介文を書こう(『窓ぎわのトットちゃん』を例に(切り口を考える;地図的感覚と年表的感覚;文章をどう読みやすくするか)
『帝国』を例に(「むずかしい本」を紹介するには;補助線を導入する;読者層と文章の関係;若者向け雑誌の原則) ほか)
3 取材して書く(グルメ記事を書くための鉄則;B級グルメ篇「とんかつ屋」を書く―味覚をどう表現するか ほか)
4 コラム・エッセイを書く(「モノ」コラム―自由作文型への取りくみ方;辛口人物評―課題作文型への取りくみ方)
著者等紹介
永江朗[ナガエアキラ]
1958年、北海道旭川市生まれ。法政大学文学部哲学科卒業。洋書店勤務の後、雑誌編集を経てフリーライターに。「哲学からアダルトビデオまで」を標榜し、幅広い媒体で取材・執筆を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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