NHK出版新書<br> 額縁のなかの女たち―「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか

個数:
電子版価格
¥1,595
  • 電子版あり

NHK出版新書
額縁のなかの女たち―「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年10月16日 04時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140887318
  • NDC分類 723
  • Cコード C0271

出版社内容情報

「女性像」で西洋美術史を読み解く!

いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム=ファタルに魅了されたクリムト……古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはいかに生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方を明らかにすることで、知られざる名画誕生の舞台裏に迫る。西洋絵画の画題の多くを占めてきた女性像に注目するのみならず、「描く」側として自らの芸術を切り開いてきた女性画家にもスポットを当て、西洋美術史の新たな姿を描き出す。カラー図版多数を交え、当代きっての名案内人が、やさしく、深く解説する。

内容説明

いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム・ファタルに魅了されたクリムト…古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはなぜ生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方に注目することで、西洋美術史の新たな一面を描く。

目次

第1章 古代―大地母神と女性イメージの形成(最古のヴィーナス;母なる海、母なる大地 ほか)
第2章 中世―聖母とキリスト教的モラル(穢れと英雄的な死;指輪の交換 ほか)
第3章 ルネサンス―女神の復活と聖母の変容(商家の女たち;復活するヴィーナス ほか)
第4章 近代―ありふれた女たち(対抗宗教改革の女性像;ラヴ・レターを読む女 ほか)
第5章 近代以降―印象派から第二次世界大戦前まで(印象派と女性たち/印象派の発展 ほか)

著者等紹介

池上英洋[イケガミヒデヒロ]
東京造形大学教授。1967年広島県生まれ。東京藝術大学卒業・同大学院修士課程修了。専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史。著書に、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と芸術のすべて』(第4回フォスコ・マライーニ賞)など。日本文藝家協会会員、美術評論家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

11
NHK語学テキストきっかけ。著者はラジオのイタリア語講座で去年10月から12月まで「美術に見るイタリアの女性像」のお話をしてくれてた人なんですね、あのときはお世話になりました。で、本書ですが、綺麗なカラー図版が沢山楽しめる本。でも、自腹を切るほどではないかな・・・2025/06/14

プクプク

5
西洋美術をみながら女性史を知る内容だった。女性のイメージがどのように変わってきたのか、そして社会の中で女性はどのようにとらえられていたのか、絵画を通して知ることができた。フェルメールの作品の女性が手紙を読んでる。この絵を通して見えてくるものが、そうだったのかと、改めて気づいた。女性の教育や社会の中で貧富の差などの解説もあった。あの落穂拾いの絵画も穏やかな牧歌的光景だと思ってたけど、そうなんだ~と納得だった。女性の立場などどの国もあまり変わらないのかなと感じた。2025/03/02

菊地

5
絵画史における「女性モデル(の絵)」の歴史を順を追って説明している本。 『「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか』については、本の途中での小さなトピックにしかなっていないので、「釣りタイトル」とまでは言わないまでも書名にまで入れるのはやりすぎな気がするかなぁ。 日本人にフェルメールが人気あるから、ビジネス上入れた方が売れそうってのは分かるんだけど。2024/12/27

takakomama

4
オールカラーの図版と共に、古代から20世紀までの女性のイメージの歴史を解説。その変遷の背景には王侯貴族の政略結婚や愛人、男尊女卑など時代や地域の社会構造や思想があります。わかりやすかったです。2025/01/02

yurika

3
女性の描かれ方や女性画家をテーマにした本だが、中々に難しい内容だった。 社会・文化背景に応じて、女性のモチーフや描かれ方が変わっていくのを絵を見ながら把握することができたので、学びになったと思う。古来より聖書や神話を通じた、女性に対する畏怖の念が女性蔑視の遠因になったことはなんとなくわかったけど、それならなぜそういう話を作った人が女ではなく男だったのだろう、と気になってしまった。 古代エジプトはむしろ女性に対する権利が多かったのは意外だった。2025/10/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22222256
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品