NHK出版新書<br> 額縁のなかの女たち―「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか

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額縁のなかの女たち―「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140887318
  • NDC分類 723
  • Cコード C0271

出版社内容情報

「女性像」で西洋美術史を読み解く!

いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム=ファタルに魅了されたクリムト……古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはいかに生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方を明らかにすることで、知られざる名画誕生の舞台裏に迫る。西洋絵画の画題の多くを占めてきた女性像に注目するのみならず、「描く」側として自らの芸術を切り開いてきた女性画家にもスポットを当て、西洋美術史の新たな姿を描き出す。カラー図版多数を交え、当代きっての名案内人が、やさしく、深く解説する。

内容説明

いくつもの睾丸を持つ女神、いつまでも若いままの聖母マリアと女性化する天使たち、無理な姿勢で立っているボッティチェリのヴィーナス、ファム・ファタルに魅了されたクリムト…古代から現代まで、特異とも思える女性イメージはなぜ生まれ、いかに変遷してきたのか。当時の社会における女性のあり方に注目することで、西洋美術史の新たな一面を描く。

目次

第1章 古代―大地母神と女性イメージの形成(最古のヴィーナス;母なる海、母なる大地 ほか)
第2章 中世―聖母とキリスト教的モラル(穢れと英雄的な死;指輪の交換 ほか)
第3章 ルネサンス―女神の復活と聖母の変容(商家の女たち;復活するヴィーナス ほか)
第4章 近代―ありふれた女たち(対抗宗教改革の女性像;ラヴ・レターを読む女 ほか)
第5章 近代以降―印象派から第二次世界大戦前まで(印象派と女性たち/印象派の発展 ほか)

著者等紹介

池上英洋[イケガミヒデヒロ]
東京造形大学教授。1967年広島県生まれ。東京藝術大学卒業・同大学院修士課程修了。専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史。著書に、『レオナルド・ダ・ヴィンチ 生涯と芸術のすべて』(第4回フォスコ・マライーニ賞)など。日本文藝家協会会員、美術評論家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

13
古代より美術作品内での女性の描写を通じて女性の社会的地位や立場を論ずる通史のようなものである。近代以前、貴族や富裕層では聖女として信仰の対象となりながらも、真相は処女性を重視する物扱いに等しいものであった。一方、そのころ風俗画のように庶民が絵の対象となり、そこに描かれているのは子作りが成人としての務めと言わんばかりの奔放な農村部の様子もあった。夢中になって読んでいたので、通史の中の通過点であるフェルメールがサブタイトルにあることも忘れてしまったが、使用人の女性が絵の対象となったのもその過程の一つ。2024/12/16

いとう・しんご

11
NHK語学テキストきっかけ。著者はラジオのイタリア語講座で去年10月から12月まで「美術に見るイタリアの女性像」のお話をしてくれてた人なんですね、あのときはお世話になりました。で、本書ですが、綺麗なカラー図版が沢山楽しめる本。でも、自腹を切るほどではないかな・・・2025/06/14

菊地

5
絵画史における「女性モデル(の絵)」の歴史を順を追って説明している本。 『「フェルメールの女性」はなぜ手紙を読んでいるのか』については、本の途中での小さなトピックにしかなっていないので、「釣りタイトル」とまでは言わないまでも書名にまで入れるのはやりすぎな気がするかなぁ。 日本人にフェルメールが人気あるから、ビジネス上入れた方が売れそうってのは分かるんだけど。2024/12/27

プクプク

4
西洋美術をみながら女性史を知る内容だった。女性のイメージがどのように変わってきたのか、そして社会の中で女性はどのようにとらえられていたのか、絵画を通して知ることができた。フェルメールの作品の女性が手紙を読んでる。この絵を通して見えてくるものが、そうだったのかと、改めて気づいた。女性の教育や社会の中で貧富の差などの解説もあった。あの落穂拾いの絵画も穏やかな牧歌的光景だと思ってたけど、そうなんだ~と納得だった。女性の立場などどの国もあまり変わらないのかなと感じた。2025/03/02

takakomama

4
オールカラーの図版と共に、古代から20世紀までの女性のイメージの歴史を解説。その変遷の背景には王侯貴族の政略結婚や愛人、男尊女卑など時代や地域の社会構造や思想があります。わかりやすかったです。2025/01/02

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