NHK出版新書<br> エネルギー危機と原発回帰―徹底解説

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NHK出版新書
エネルギー危機と原発回帰―徹底解説

  • 水野 倫之/山崎 淑行【著】
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  • NHK出版(2023/07発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140887028
  • NDC分類 501.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本のエネルギー政策はどこに向かっているか?

ウクライナ侵攻などによるエネルギー危機は、電気やガスの歴史的高騰をもたらし国民生活を直撃している。そうした中、日本は「原発回帰」に舵を切った。しかし課題は山積している。核のごみは? 廃炉は? 原発老朽化は? 避難体制は? 果たして政府が新たに示した60年超運転や次世代炉の開発などの政策は、どこまで安全で実効性があるのか。そして主力電源に育てるとしている再生可能エネルギーは本当に増やせるのか。福島第一原発事故で連日スタジオ出演したNHKの2人のベテラン解説者が解決すべき課題をわかりやすく解説。特別鼎談では、これからの日本のエネルギーのあり方をジャーナリスト池上彰氏と議論する。

内容説明

ウクライナ侵攻以降のエネルギー危機を受けての、「原発回帰」という政策大転換。耐用年数の問題から核のごみの処理、次世代革新炉や廃炉の実現性、再び事故が起きた際の避難体制など、長年エネルギー業界を取材してきたNHK解説委員とデスクが山積する課題を徹底解説。再生可能エネルギーの現状も含め、日本のエネルギー問題の核心に迫る。池上彰氏との特別鼎談も収載!

目次

序章 エネルギー危機は何をもたらしたのか
第1章 原発回帰、5つの課題
第2章 原子力業界はなぜ変われないのか
第3章 福島第一原発事故と廃炉の行方
第4章 立ち後れる再生可能エネルギー
終章 特別鼎談 日本のエネルギー政策をどうすべきか(池上彰、水野倫之、山崎淑行)

著者等紹介

水野倫之[ミズノノリユキ]
NHK解説委員。名古屋市生まれ。初任地・青森で核燃料サイクル施設を担当して以降、原子力・エネルギー問題の取材を続け、福島第一原発の事故では連日ニュース等で解説。その後も再エネや電力危機などの取材を続けるかたわら、宇宙や文化ネタも手掛ける

山崎淑行[ヤマサキヨシユキ]
NHKニュースデスク、ラジオ第1「NHKジャーナル」キャスター。1969年、山口県生まれ。エネルギー、宇宙、環境など幅広く取材。高速炉もんじゅ事故、東海村臨界事故、福島第一原発事故など主要な原発事故はほとんど取材。NHKスペシャル「メルトダウン」など多数の番組を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とくけんちょ

33
原発事故を経て、エネルギー問題にどう取り組んでいくのか。事故の後は原発ゼロ、脱原発と言っていたものの、結局のところ、世界的な約束事である脱炭素との折り合いがつかず、原発推進かいっ。そこに何があるんじゃい。と思いつつ、今の世は電力なしでは立ち行かなくなる。成長だけが全てじゃないと割り切れるかなぁ2024/12/30

特盛

8
評価3/5。のど元を過ぎれば熱さを忘れる。2023年夏に汚染水の海洋放出のニュースを見て、現状の原発政策や取り組み状況を再整理したくて手に取る。やはり廃炉への道のりはまだ道筋がついておらず簡単ではない。原発再稼働のいくつかの問題では、火山立国日本での最終処分問題や燃料リサイクルの行き詰まりが印象に残る。再生エネルギーはサンシャイン計画でかつて日本が技術をリードしたが、育っていない。まさにイノベーションのジレンマ。その他原子力村の特殊性(関係者の多さ、横並び、課題の時間軸と責任のあいまいさ)など。(続く)2023/10/25

どさんこ

4
先日、トリチウムの除去技術について、近畿大がコストの安いフィルタリング技術の特許出願をしたと言う記事を見つけた。その前にも、寺島実郎がコストはかかっても除去技術を開発推進すべきだと言う話をしていた。これに対して、国は、汚染水放出のことしか考えていない。硬直した行政と産業界の構図に失望感しか感じられない。2023/07/15

のら

3
良書。NHKの解説委員としてお馴染みの著者がエネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現という課題を前に、原発及び再生可能エネルギーの現状と課題を概観。原発は賛成反対と意見が二極化する傾向があるが、本書は努めて冷静に論を進めている。それでも本書を読む限り、原発にはあまりにも課題が多いと感じる。その課題の中でも核のごみの最終処分場が無いことは極めて重大。核のごみに含まれる放射能が安全なレベルに落ち着くまでには10万年かかる。北欧には地下深くに埋めて処理することを決めた国もあるが、地震国日本でそれが可能か。2024/07/20

お抹茶

3
NHK職員と池上彰氏による解説。取材を進めるなかでわかる“原子力村”の構造。まじめで優秀な人達でも,電力会社や国と自治体の独特の横並び意識や人事的ヒエラルキー,和を乱さない雰囲気が原発事故の遠因でもある。岩盤権益も困るが,一枚岩でないために対応策がまとまらないのも困る。再生可能エネルギーのベンチャーには,欧米に比べて日本はなかなか資金が集まらず,脱原発の確実な解決策も見えていない。日本のエネルギー問題も財政・社会保障制度問題も,誰も責任を負いたくない先送り構造は共通。原発の構造もイラストを入れながら解説。2023/09/13

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