出版社内容情報
日本のエネルギー政策はどこに向かっているか?
ウクライナ侵攻などによるエネルギー危機は、電気やガスの歴史的高騰をもたらし国民生活を直撃している。そうした中、日本は「原発回帰」に舵を切った。しかし課題は山積している。核のごみは? 廃炉は? 原発老朽化は? 避難体制は? 果たして政府が新たに示した60年超運転や次世代炉の開発などの政策は、どこまで安全で実効性があるのか。そして主力電源に育てるとしている再生可能エネルギーは本当に増やせるのか。福島第一原発事故で連日スタジオ出演したNHKの2人のベテラン解説者が解決すべき課題をわかりやすく解説。特別鼎談では、これからの日本のエネルギーのあり方をジャーナリスト池上彰氏と議論する。
内容説明
ウクライナ侵攻以降のエネルギー危機を受けての、「原発回帰」という政策大転換。耐用年数の問題から核のごみの処理、次世代革新炉や廃炉の実現性、再び事故が起きた際の避難体制など、長年エネルギー業界を取材してきたNHK解説委員とデスクが山積する課題を徹底解説。再生可能エネルギーの現状も含め、日本のエネルギー問題の核心に迫る。池上彰氏との特別鼎談も収載!
目次
序章 エネルギー危機は何をもたらしたのか
第1章 原発回帰、5つの課題
第2章 原子力業界はなぜ変われないのか
第3章 福島第一原発事故と廃炉の行方
第4章 立ち後れる再生可能エネルギー
終章 特別鼎談 日本のエネルギー政策をどうすべきか(池上彰、水野倫之、山崎淑行)
著者等紹介
水野倫之[ミズノノリユキ]
NHK解説委員。名古屋市生まれ。初任地・青森で核燃料サイクル施設を担当して以降、原子力・エネルギー問題の取材を続け、福島第一原発の事故では連日ニュース等で解説。その後も再エネや電力危機などの取材を続けるかたわら、宇宙や文化ネタも手掛ける
山崎淑行[ヤマサキヨシユキ]
NHKニュースデスク、ラジオ第1「NHKジャーナル」キャスター。1969年、山口県生まれ。エネルギー、宇宙、環境など幅広く取材。高速炉もんじゅ事故、東海村臨界事故、福島第一原発事故など主要な原発事故はほとんど取材。NHKスペシャル「メルトダウン」など多数の番組を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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