出版社内容情報
論理的思考力を身につけるために最適で万能、さらに人類の共通語ともいえるものが数学だ。
AIや自動運転など技術革新がさまざまな場面に登場する昨今、数学的素養を持つことのニーズが日に日に高まっている。
早稲田大学の政治経済学部が「数学Ⅰ・数学A」を入試の必須科目にしたことをさきがけに、今後、数学Ⅰと数学A は、文系学生にとって最低限の「数学リテラシー」のスタンダードになっていくだろう。
本書ではその「スタンダード」がどんな内容を含むのか、数学を避けてきた文系出身の社会人でも無理なく学べるように解説する。数学が実社会でいかに役立つのか、論理的思考力の形成にどのように貢献するのか――実感しながら読み進めていくうちに身体に数学的思考が自然としみ込んでゆく。
「高校時代に数学をこんな風に教わりたかった」との声続出!
内容説明
巨大IT企業がリードするグローバル社会において、数学はいまや欠くことのできない教養となった。仕事から日常生活まで、数学は驚くほど身近にあふれている。社会人にとって、二次関数や統計など高校数学の初歩を学びなおすことこそが、「数学的思考」を身につける最も効率的な道である。プロフェッショナルによる、大人のための明解講義!
目次
序章 なぜ数学を学ぶべきなのか
第1章 森羅万象をモデル化するための基礎体力―数と式
第2章 「風が吹けば桶屋が儲かる」は論理的には正しくない―集合と命題
第3章 因果関係を発見する―二次関数
第4章 測量から幾何学は生まれた―図形と計量
第5章 安易な結びつけは危険―データの分析
第6章 直観を裏切るもの―場合の数と確率
第7章 哲学は幾何学から始まった―図形の性質
第8章 千年の謎をまとう数―整数の性質
著者等紹介
永野裕之[ナガノヒロユキ]
1974年、東京都生まれ。永野数学塾塾長。東京大学理学部地球惑星物理学科卒業。同大大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退後、ウィーン国立音楽大学指揮科へ留学。副指揮を務めた二期会公演が文化庁芸術祭大賞を受賞。わかりやすく熱のこもった指導ぶりがメディアでも紹介され、話題を呼んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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