NHK出版新書<br> テルマエと浮世風呂―古代ローマと大江戸日本の比較史

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テルマエと浮世風呂―古代ローマと大江戸日本の比較史

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886717
  • NDC分類 382.1
  • Cコード C0220

出版社内容情報

新しい歴史の愉しみ方が見えてくる至極のエッセイ

古代ローマと江戸日本を比較してみたら、思いもよらぬ共通項が見えてきた! 百万に及ぶ都市の人口、非一神教の風俗、二百年におよぶ平和の享受――前近代社会では他に例のない環境のもと、両国にはどのような相似や相違が生まれたのか? 書名に掲げた「テルマエと浮世風呂」のほか、「ワインと日本酒」「図書館と貸本屋」「娼婦と遊女」「アッピア街道と東海道五十三次」など、10のトピック別に比較する新感覚の歴史エッセイ。

内容説明

古代ローマと江戸日本を比較してみたら、思いもよらぬ共通点が見えてきた!100万に及ぶ都市の人口、非一神教社会ゆえの習俗、250年続いた平和―前近代では他に例のない環境のもと、両都市にはどのような相似や相違が生まれたのか?アッピア街道と東海道から権力のあり方を考え、ワインと日本酒から民衆の暮らしに思いを馳せる、新感覚の歴史エッセイ。

目次

1 大都市の見世物―コロッセオと千本桜
2 水の享楽―テルマエと浮世風呂
3 諧謔精神の爛熟―諷刺詩と川柳・狂歌
4 読み書きの愉しみ―図書館と貸本屋
5 平和が生んだ美酒―ワインと日本酒
6 美徳と武勇の教訓―「父祖の威風」と武士道
7 泰平の夜遊び―娼婦と遊女
8 権威に通じる道―アッピア街道と東海道五十三次
9 耐えられる腐臭―下水道と肥溜め
10 粋な生き様―哲人と俳人

著者等紹介

本村凌二[モトムラリョウジ]
1947年、熊本県生まれ。東京大学名誉教授。専門は古代ローマ史。一橋大学社会学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授、早稲田大学国際教養学部特任教授などを歴任。著書に『薄闇のローマ世界』(サントリー学芸賞、東京大学出版会)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きみたけ

60
著者は東京大学名誉教授で古代ローマ史が専門の本村凌二先生。古代ローマと江戸日本を比較してみたら思いもよらぬ共通項が見えてきたという、新しい歴史の楽しみ方を提示してくれた新感覚の一冊。個人的には結構ハマりました。タイトルの「テルマエと浮世風呂」の他、「ワインと日本酒」「図書館と貸本屋」「娼婦と遊女」「アッピア街道と東海道五十三次」など、古代ローマと江戸文化の徹底的な比較がとても楽しめました。昔見た映画「テルマエ・ロマエ」を思い出しました。2022/05/23

うえぽん

42
古代ローマ史の専門家がテンミニッツTV講義から加筆修正して出版。テルマエ展にて購入。古代ローマと江戸を10のテーマで比較しているが、前近代の抜きん出た2つの大都市の存立要因に、永続した平和と道路、水道等の土木技術、海洋との近接性が含まれると感じる。水道のおかげで発展したテルマエと湯屋は、文化、運動等のエンタメ機能も備えており、今のスパ銭も顔負け。アッピア街道は2300年の使用に耐えており、帝政ローマ期の技術水準の高さを物語る。シンポジウムの語源は「一緒に飲む」だそうだが、筆者の酒好き、粋好きも伝わる好著。2024/05/25

rosetta

25
このタイトルは編集者のGJだろう🤭近代以前の二つの大都市を比較して似ているところ異なるところを挙げている軽いエッセイ。ただ帝国であったローマと幕藩体制であった日本と、国としては全く異なるだろう。タイトル通りどちらの市民も大の風呂好き。清潔感がこれだけの大都市でありながら疫病の蔓延を殆ど許さなかった。また誠実を旨とし嘘や卑怯な振る舞いを嫌ったことも共通している。日本の近くにそういう倫理観を持たない国が存在するのは残念なことだ。ローマの優れた部分はキリスト教により破壊され暗黒の中世がやってくる2024/12/25

本の蟲

14
漫画「テルマエ・ロマエ」にかこつけた軽めの読物かと思いきや、さすがNHK教育番組の書籍版。真面目に古代ローマと江戸を比較した学術的な内容だった。共に100万人都市。庶民による娯楽文化。識字率。性風俗。タイトルにもなっている風呂事情に、上下水道をはじめとした土木技術。それぞれの違いと共通点。比較対象である江戸から、優に10世紀以上昔のローマの進歩性とレベルを知れば知るほど浮彫りになるキリスト教の弊害よ…2024/02/10

犬養三千代

14
古代ローマと江戸を比較した文明論。見世物、水事情、諧謔精神、お酒、夜遊び、街道、下水道、哲人など様々なことか語られる。読みやすく楽しい一冊でした。2022/12/03

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