出版社内容情報
新しい歴史の愉しみ方が見えてくる至極のエッセイ
古代ローマと江戸日本を比較してみたら、思いもよらぬ共通項が見えてきた! 百万に及ぶ都市の人口、非一神教の風俗、二百年におよぶ平和の享受――前近代社会では他に例のない環境のもと、両国にはどのような相似や相違が生まれたのか? 書名に掲げた「テルマエと浮世風呂」のほか、「ワインと日本酒」「図書館と貸本屋」「娼婦と遊女」「アッピア街道と東海道五十三次」など、10のトピック別に比較する新感覚の歴史エッセイ。
内容説明
古代ローマと江戸日本を比較してみたら、思いもよらぬ共通点が見えてきた!100万に及ぶ都市の人口、非一神教社会ゆえの習俗、250年続いた平和―前近代では他に例のない環境のもと、両都市にはどのような相似や相違が生まれたのか?アッピア街道と東海道から権力のあり方を考え、ワインと日本酒から民衆の暮らしに思いを馳せる、新感覚の歴史エッセイ。
目次
1 大都市の見世物―コロッセオと千本桜
2 水の享楽―テルマエと浮世風呂
3 諧謔精神の爛熟―諷刺詩と川柳・狂歌
4 読み書きの愉しみ―図書館と貸本屋
5 平和が生んだ美酒―ワインと日本酒
6 美徳と武勇の教訓―「父祖の威風」と武士道
7 泰平の夜遊び―娼婦と遊女
8 権威に通じる道―アッピア街道と東海道五十三次
9 耐えられる腐臭―下水道と肥溜め
10 粋な生き様―哲人と俳人
著者等紹介
本村凌二[モトムラリョウジ]
1947年、熊本県生まれ。東京大学名誉教授。専門は古代ローマ史。一橋大学社会学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授、早稲田大学国際教養学部特任教授などを歴任。著書に『薄闇のローマ世界』(サントリー学芸賞、東京大学出版会)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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