NHK出版新書<br> 「旧制第一中学」の面目―全国47高校を秘蔵データで読む

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NHK出版新書
「旧制第一中学」の面目―全国47高校を秘蔵データで読む

  • 小林 哲夫【著】
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  • NHK出版(2022/01発売)
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  • サイズ B40判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886694
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

伝統とプライドに根拠はあるか

「一中」と聞いてピンとこない人も、例えば東京なら日比谷、埼玉なら浦和、大阪なら北野と言えば、ある種のオーラを感じるだろう。明治以来、これらの「第一中学」は不動の地位とブランド力を誇っていた。――今はどうだろう? 相変わらず"最強"の浦和、"復活"著しい日比谷と北野に加えて、安積、桐蔭、藤島、修猷館、鶴丸と、日本各地には伝統を誇る「旧制一中」47校が割拠している。その誕生と改名の裏にある知られざるエピソードと150年にわたる歴史、県下の二中・三中・高等女学校との関係、そして最新の教育事情と進学実績までを網羅した強力な高校本。第一人者が四半世紀にわたるデータ蒐集の成果を惜しみなく注ぎ込んだ力作!

(仮)
第一章 一中「復権」事情の最前線 ――2020年代をどう生き残るか
第二章 「第一中学」誕生秘話 ――県内の熾烈な誘致合戦と遺恨
第三章 「新制高校」への継承 ――学校名争奪戦とGHQの「さじ加減」
第四章 東大・京大合格作戦 ――受験がなぜエリートを育てたか
第五章 “文武両道”の真実 ――一中が全国制覇を重ねた時代
第六章 学区制・学校群の弊害 ――私立に負け、二中に抜かれる「平等主義」
第七章 一中、ジェンダーの実情 ――女子はどこまで増えたのか

内容説明

旭丘、安積、桐蔭、藤島、修猷館、鶴丸―各県の地元で不動のステータスを誇る高校は元「第一中学校」だ。なぜ「昔からあの学校が一番」と言われるのか?進学実績だけでない評価の理由は?栄光を失う学校と維持する学校の違いは?全都道府県の「元一中」について、学校史、同窓会誌、学校新聞で掘り起こした逸話から最新の教育事情までを惜しみなく詰め込んだ痛快作。教育関係者、中学校の親、ライバル校出身者も必読!

目次

第1章 一中「復権」の最前線―二〇二〇年代をどう生き残るか
第2章 「第一中学」誕生秘話―熾烈な誘致合戦と悲喜こもごも
第3章 新制高校の校名争奪戦―都道府県を代表する名をつけるために
第4章 東大・京大合格作戦―神童の意地の見せどころ
第5章 “文武両道”の真実―スポーツで全国制覇する一中
第6章 受難の時代―「総合選抜」と学区割りでつぶされる一中
第7章 たたかう女子―男女平等社会への険しい道
第8章 伝統と否定―アイデンティティーは保たれたか

著者等紹介

小林哲夫[コバヤシテツオ]
教育ジャーナリスト。1960年神奈川県生まれ。95年から『大学ランキング』編集を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yoneyama

12
古い校舎が好きで、旧制一中、旧制高校のその後に興味あり。戦後の変遷と2022年現状を全国的に俯瞰できた。同窓会誌や当時の週刊誌まで丹念に引用している。一中のプライドも、戦後の極端な平等主義による一中つぶしや校名継承問題も、何かと激しい。土地によって異なる存続事情は廃仏毀釈に既視感あり。地域の数少ない優秀な生徒をどう集めるか、総合選抜制で凋落し、私立校がさらった地域を知る。東大入学者数をわかりやすい指標とするならば。最後に松本深志高校の「校則がない」話が良かった。リーダーには青春期に自治の経験が必須と思う。2022/02/05

かわくん

2
その府県で一番先に創設された旧制の公立中学校、その多くは高校として進学校になった。自分もそうした学校に入り高校生活を過ごした。明治から長く続く伝統、優秀な生徒の集積、そのような中から生まれるエリート意識。ただ、それがさまざまな制度の変化によって崩れてきたり、生徒の質的な部分が変化したりと学校によって違う。学力の平準化を狙った学校群制度が、都市部では私立志向を生み出すことにもなった。そのような歴史を具体的な学校を取り上げて過去から現在の状況までを見る。それらの学校のOBとして興味深く読んだ。2022/02/17

日条左半次

1
受験教育にはそれなりに関心があるので興味深く読んだが、私自身は旧一校出身ではなく比較的新しい高校だったこともあり、旧一校の持つ伝統やプライドをうらやましくも思うと同時に、彼らの持つ特権意識を疎ましくも感じるところがある。当事者的感覚ではなく、あくまでも傍観者としての視点で楽しむのがいいかと思う。特に旧一校が県庁所在地に生まれなかった理由とか、基本的に男子校であった旧一校が共学になる際のドタバタなど、現在の感覚ではなかなか捉え切れないところがあって非常に興味深かった。2022/05/09

研修屋:城築学(きづきまなぶ)

0
K図書館から。2022/05/22

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