出版社内容情報
独裁者が消えないのは、なぜだ?
なぜプラトンは「独裁」を理想の政治形態と考えたのか? 独裁者の台頭を防いだ古代ローマの知恵とは? 革命家ロベスピエールはなぜ独裁者と化したのか? 古代ローマ史の泰斗が2500年規模の世界史を大胆に整理し、「独裁」を切り口に語りなおす類例なき一冊。悪政に抗う知恵は歴史に学べ!
内容説明
なぜプラトンは「独裁」を理想の政治形態と考えたのか?独裁者の台頭を防いだ古代ローマの知恵とは?革命家ロベスピエールはなぜ独裁者と化したのか?古代ローマ史の泰斗が2500年規模の世界史を大胆に整理し、「独裁」を切り口に語りなおす一冊。繰り返し現れ来る独裁者と、それに抗う人びとによる相克の歴史を読み解く。
目次
序 いま、なぜ独裁を考えるのか
第1部 独裁は悪なのか?―古代ギリシアに学ぶ(古代ギリシアの独裁;民主政はこうして生まれた ほか)
第2部 独裁は防げるのか?―古代ローマに学ぶ(独裁を許さないローマの知恵;共和政ローマの独裁官 ほか)
第3部 独裁は繰り返するのか?―グローバル・ヒストリーに学ぶ(革命と「恐怖政治」;「良い独裁」の光と影 ほか)
第4部 世界史の教訓(独裁を防ぐヴェネツィアの知恵;「デジタル独裁」という未来)
著者等紹介
本村凌二[モトムラリョウジ]
1947年、熊本県生まれ。東京大学名誉教授。専門は古代ローマ史。一橋大学社会学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授、早稲田大学国際教養学部特任教授などを歴任。著書に『薄闇のローマ世界』(サントリー学芸賞、東京大学出版会)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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