NHK出版新書<br> イノベーションはいかに起こすか―AI・IoT時代の社会革新

電子版価格
¥836
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

NHK出版新書
イノベーションはいかに起こすか―AI・IoT時代の社会革新

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 232p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886342
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0233

出版社内容情報

日本よ、「変わる勇気」を持て! 

コロナショックによって世界経済が大きく落ち込むなか、GAFAをはじめとするグローバル企業は依然として強さを誇っている。なぜ日本との差がここまで開いたのか? それは、日本がイノベーションを起こせないこと、そして、そのための人材を輩出できる社会になっていないことに尽きる。イノベーションが起こりやすい社会は、どのように設計すればよいか。イノベーションを起こせる人材を、どのように育てればよいか。著者が実践している新しい教育と、自身の研究者としての来歴を通して、「イノベーションを起こすヒント」を探る。世界に先駆けてIoTのコンセプトを提唱した稀代のコンピュータ学者が、日本の進むべき道を指し示す一冊。

内容説明

イノベーションが起こりやすい社会は、どのように設計すればよいか。イノベーションを起こせる人材を、どのように育てていけばよいか。著者が実践している新しい教育と、自身の研究者としての来歴を通して、いま日本にもっとも必要な、イノベーションを起こすためのヒントを探る。世界に先駆けIoTのコンセプトを提唱した稀代のコンピューター学者が、進むべき道を指し示す一冊。

目次

第1章 なぜ日本からはイノベーションが生まれないのか?(IoTとイノベーション;イノベーションはオープン性から生まれる ほか)
第2章 「文・芸・理」融合人材が日本を救う―INIADという挑戦(時代を切り拓くイノベーション人材を;「文・芸・理」融合 ほか)
第3章 TRONはなぜ世界標準になれたのか?―哲学としてのオープンアーキテクチャー(ITUからの顕彰;30年前に存在していたIoTのコンセプト ほか)
第4章 ケーススタディ イノベーションはいかに起こし得るか?―多様性こそが成功をもたらす(AI;プログラミング教育 ほか)
第5章 いまこそ「変われる国・日本」へ(変化に耐えられるような力を;制度改革を今こそ ほか)

著者等紹介

坂村健[サカムラケン]
1951年東京生まれ。INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長。工学博士。東京大学名誉教授。1984年よりオープンなコンピューターアーキテクチャーTRONを構築。現在TRONは、米国IEEEの標準OSに採択され、IoTのための組込みOSとして世界中で使われている。2015年、情報通信のイノベーションを通じた、人々の生活向上への多大な功績を認められ、「ITU150アワード」を受賞。他に2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

izw

12
出版直後に購入していたのですが、しばらく積読していました。読んでみると坂村先生いつものストレートな毒舌口調満載で、頭の中で響く話声を聴きながら、楽しんで読み進めることができました。一度、この内容で、本人の講演を実際に聞きたいものだと願っています。2021/01/30

アルカリオン

10
東洋大学情報連携学部(INIAD)学部長となった筆者はIoTを実践することができる新校舎を建てた。校舎内に5000個のIoTデバイスが取り付けられていて、学生がJava ScriptやPythonでプログラムを書いて操作することができる。自作プログラムにより教室の照明を制御したり、音声認識でロッカーを開けたりして身をもって学ぶことができる。2022/04/18

アルカリオン

10
【インターネットを経由して外出先から家電を操作できるだけではIoTとは言えない。テレビメーカーの純正アプリからしか操作できなかったりするのは単なる「ネット対応」だ。IoTは「インターネットのように機器がつながる」ということだ。機器を操作するための仕様(API)がオープンになっており、適切なアクセスコントロールのもと、第三者が操作プログラムを開発できるようになっていることが重要だ。】2022/04/16

May

4
制度をデジタル側に寄せて変更すべきという主張は、20数年前、私が電算系(時代を感じる言い方だなぁ)の業務に従事していた頃から言われていたことで、著者の主張の多くは、目新しいものばかりではないが、至極なものと思う。でも、社会の自動運転化を実現すべきとの主張には、素直に首肯できない。確かに生産性は向上する、と言うか、便利になるだろう。でも、人間の心は、そんな社会のスピードに慣れることはないのではないか。心は自然のテンポから大きくズレることを良しとはしないのではないか。そんな気がする。2021/09/03

nks

2
著者の専門であるIoTの話や、学部長を務めるINIAD の紹介が中心。著者はIoTやオープンイノベーション的なことをを昔から主張していたとのことだが、今となってはそれほど斬新な主張ではない。 読んでみて感じたことは、本書の中にあるとおり「イノベーションに教科書はない、イノベーションに成功するためには回数を増やし何度も挑戦するというやり方しかない」ということ。個人的には本書からの学びはそれくらい。2021/03/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16570146
  • ご注意事項

最近チェックした商品