出版社内容情報
日本よ、「変わる勇気」を持て!
コロナショックによって世界経済が大きく落ち込むなか、GAFAをはじめとするグローバル企業は依然として強さを誇っている。なぜ日本との差がここまで開いたのか? それは、日本がイノベーションを起こせないこと、そして、そのための人材を輩出できる社会になっていないことに尽きる。イノベーションが起こりやすい社会は、どのように設計すればよいか。イノベーションを起こせる人材を、どのように育てればよいか。著者が実践している新しい教育と、自身の研究者としての来歴を通して、「イノベーションを起こすヒント」を探る。世界に先駆けてIoTのコンセプトを提唱した稀代のコンピュータ学者が、日本の進むべき道を指し示す一冊。
内容説明
イノベーションが起こりやすい社会は、どのように設計すればよいか。イノベーションを起こせる人材を、どのように育てていけばよいか。著者が実践している新しい教育と、自身の研究者としての来歴を通して、いま日本にもっとも必要な、イノベーションを起こすためのヒントを探る。世界に先駆けIoTのコンセプトを提唱した稀代のコンピューター学者が、進むべき道を指し示す一冊。
目次
第1章 なぜ日本からはイノベーションが生まれないのか?(IoTとイノベーション;イノベーションはオープン性から生まれる ほか)
第2章 「文・芸・理」融合人材が日本を救う―INIADという挑戦(時代を切り拓くイノベーション人材を;「文・芸・理」融合 ほか)
第3章 TRONはなぜ世界標準になれたのか?―哲学としてのオープンアーキテクチャー(ITUからの顕彰;30年前に存在していたIoTのコンセプト ほか)
第4章 ケーススタディ イノベーションはいかに起こし得るか?―多様性こそが成功をもたらす(AI;プログラミング教育 ほか)
第5章 いまこそ「変われる国・日本」へ(変化に耐えられるような力を;制度改革を今こそ ほか)
著者等紹介
坂村健[サカムラケン]
1951年東京生まれ。INIAD(東洋大学情報連携学部)学部長。工学博士。東京大学名誉教授。1984年よりオープンなコンピューターアーキテクチャーTRONを構築。現在TRONは、米国IEEEの標準OSに採択され、IoTのための組込みOSとして世界中で使われている。2015年、情報通信のイノベーションを通じた、人々の生活向上への多大な功績を認められ、「ITU150アワード」を受賞。他に2003年紫綬褒章、2006年日本学士院賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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