出版社内容情報
京都拡大をめぐる、不都合な史実とは!?
京都・武士・天皇と聞くと、「武士が、天皇と京都を脅かしてきた」歴史が想像されるかもしれない。しかし、事実はまったく逆だ。京都を危険に晒してきたのは、後鳥羽・後醍醐ら一部の天皇であり、その復興は源頼朝から信長・家康に至る武士がつねに担ってきた。いったいなぜ、武士は京都を護り、維持してきたのか!? 天皇と京都をめぐる一二〇〇年の「神話」を解体し、古都の本質へと迫る意欲作!
内容説明
京都・天皇・武士―。そう聞くと「武士が天皇と京都を脅かした」歴史が想像されるかもしれない。しかし事実は、必ずしもそうではなかった。後鳥羽・後醍醐ら一部の天皇こそ京都を危険に晒し、その復興は源頼朝から信長・家康に至る武士が担ってきた。いったい、なぜ武士は京都を造り、護ってきたのか!?天皇と京都をめぐる一二〇〇年の「神話」を解体し、その本質へと迫る意欲作!
目次
プロローグ 京都が「ミヤコ」でなくなる日―“神話”を解体する
第1部 後鳥羽上皇の野望と大内裏の終焉
第2部 天皇家の迷走がもたらす京都の拡張
第3部 後醍醐天皇の跳梁と蹂躙される京都・内裏
第4部 それでも武士は内裏を護る―覇者たちが愛した京都
エピローグ 武士の庇護を失った京都と京都御所の未来
著者等紹介
桃崎有一郎[モモサキユウイチロウ]
1978年、東京都生まれ。2001年、慶應義塾大学文学部卒業。2007年、慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。現在、高千穂大学商学部教授。専門は、古代・中世の礼制と法制・政治の関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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六点
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