NHK出版新書<br> 残酷な進化論―なぜ私たちは「不完全」なのか

個数:
電子版価格
¥836
  • 電子版あり

NHK出版新書
残酷な進化論―なぜ私たちは「不完全」なのか

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月09日 09時34分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886045
  • NDC分類 469.2
  • Cコード C0245

出版社内容情報

ヒトは心臓病・腰痛・難産になるように進化した!

複雑な道具を使いこなし、文明を築いて大繁栄した私たちヒトは、じつは不完全で「ありふれた」生物だった──。
人体は「進化の失敗作」? ヒトも大腸菌も生きる目的は一緒? 私たちをいまも苦しめる、肥大化した脳がもたらした副作用とは?
ベストセラー『NHK出版新書 絶滅の人類史』の著者が、「人体」をテーマに誤解されがちな進化論の本質を明快に描き出した、知的エンターテインメント!

内容説明

心臓病・腰痛・難産になるようヒトは進化した!最新の研究が明らかにする、人体進化の不都合な真実―「人体」をテーマに進化の本質を描く知的エンターテインメント。

目次

なぜ私たちは生きているのか
第1部 ヒトは進化の頂点ではない(心臓病になるように進化した;鳥類や恐竜の肺にはかなわない;腎臓・尿と「存在の偉大な連鎖」;ヒトと腸内細菌の微妙な関係;いまも胃腸は進化している;ヒトの眼はどれくらい「設計ミス」か)
第2部 人類はいかにヒトになったか(腰痛は人類の宿命だけれど;ヒトはチンパンジーより「原始的」か;自然淘汰と直立二足歩行;人類が難産になった理由とは;生存闘争か、絶滅か;一夫一妻制は絶対ではない)
なぜ私たちは死ぬのか

著者等紹介

更科功[サラシナイサオ]
1961年、東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。東京大学総合研究博物館研究事業協力者。明治大学・立教大学兼任講師。専門は分子古生物学で、主なテーマは「動物の骨格の進化」。主な著書に『化石の分子生物学―生命進化の謎を解く』(講談社現代新書、講談社科学出版賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

158
心臓病になるように進化したとか腰痛は人類の宿命だとか、進化の過程で作られてきた人体構造についていろいろ語っているが、そもそもの大前提の生命のあり方の捉え方が面白い。「生きてる」ということは「エネルギーを吸収しているあいだだけ一定の形をしていて、時々同じものを複製すること」。進化とは単に変化すること、向上することではないし、生きることにも崇高な目的があるわけではない。(崇高な目的のため生きることはできるが、それは生きてる途中で各自が決めること。)ただ生きているだけで立派なもの。そんな生物はたくさんいる。2019/10/28

やいっち

99
読みやすく、カフェで気軽に読める。でも、示唆に富む。進化(論)の無方向性をつくづくと思い知らされる。原始的なものから高度な存在へ、単純で不便なものから合理的で優れた存在へ。右肩上がりの進化……なんて幻想に過ぎない。行き当たりばったりの進化。その典型の一つが人間という存在。言うまでもないが、大腸菌も人間も、それぞれが進化の突端にいる。そしてその両者が大腸などで危うい共生を辛うじて果たしているところに、つまり現に我々の身体の中において進化の妙が垣間見えるのが面白い。2020/03/31

trazom

88
生物学や医学に専門知識のない私には、書かれている一つ一つの説の学術的な信憑性を判断する能力はない。でも、驚きと知的興奮に満ちた一冊だった。心臓の冠状動脈の意味、体内で窒素を処理する工夫(アンモニアか尿素か尿酸か)、ミルクを消化できない大人、ヒトの犬歯が退化した意味など、「そういうことか!」と納得してしまう。ダーウィンが「進化は進歩ではない」と言うように、著者は、ヒトを系統樹の頂点に立つ特権階級のように思うことの誤りを指摘する。そこには、すべての生物が、生存闘争の中で必死に生きていることへの畏敬の念がある。2019/12/19

keroppi

86
「残酷な」というタイトルにひかれて読んでみた。人類の不完全な様を、進化論で説き、人類が優れている訳でもないと語る。それは、生存競争から生まれたものであり、進化するためには自然淘汰の「死」が必要であると。それぞれの解説が興味深く読めた。2020/01/13

活字の旅遊人

70
「はじめに」がSF 小説仕立てになっている。その後も生物系SFのネタ集であるかの如く、話が進む。前作『絶滅の人類史』を生物の進化にまで拡げて、人間って別に優れている訳じゃないよね、と教えてくれる。かなり分かりやすいし、面白い。こういう風に書ける(説明できる)人って、相当頭がいいなと思う。内容としては、進化の中間についての考察が特にためになった。終章では、進化、自然淘汰には死が必要なのだと。大きな視点にたてば、人間社会なんて気にしなくてもいいくらいだ。逆に、いや、だからこそ、その中での争いが虚しくもある。2021/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14533197
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品