NHK出版新書<br> 脳を守る、たった1つの習慣―感情・体調をコントロールする

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NHK出版新書
脳を守る、たった1つの習慣―感情・体調をコントロールする

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885574
  • NDC分類 498.39
  • Cコード C0247

内容説明

60代を過ぎて老年期を迎えた脳は「鍛える」のではなく「守る」もの。ベストセラー『脳が冴える15の習慣』の著者が考えた厳選15項目を、「1日1頁、5分書くだけ」で、脳の機能は維持することができる。脳の三層構造「(1)脳幹:生命」「(2)大脳辺縁系:感情」「(3)大脳新皮質:理性」を理解して、感情・体調をコントロールする!

目次

第1章 脳のメカニズム―生命・感情・理性から考える(脳の3層構造―生命・感情・理性の機能を知る;脳幹―負荷をかけず「守る」もの;大脳辺縁系―暴走を防ぎ、「しつける」もの;大脳新皮質―新たな情報に触れて「育てる」もの)
第2章 体調のコントロール―食事・運動・睡眠の基本を学ぶ(食事の基本―「食べる」は朝食で決まる;運動の基本―「動く」は日常生活で決まる;睡眠の基本―「寝る」は準備で決まる)
第3章 感情のコントロール―心構え・人間関係・仕事のコツを知る(心構え―感情に流されずに、立ち止まって思考する;人間関係―他人に左右されずに、自分らしく生きる;仕事―限界を知り、やるべきことを絞る)
第4章 究極の「1つの習慣」―1日1ページ、ノートを書く(「書く」習慣の意味;「書く」習慣を定着させる3つのポイント;「築山式ノート」の特徴;継続した記録で得られる「積極的安定性」;「築山式ノート」の厳選15項目;ノートの記録が途切れたときの対策マニュアル;「書く気になれない」場合はどうするか?;「百年大樹」を目指して)

著者等紹介

築山節[ツキヤマタカシ]
1950年愛知県生まれ。日本大学大学院医学研究科卒業。埼玉県立小児医療センター脳神経外科医長、財団法人河野臨牀医学研究所附属第三北品川病院長、同財団理事長などを経て、公益財団法人河野臨牀医学研究所附属北品川クリニック所長。医学博士。脳神経外科専門医として数多くの診療治療にたずさわり、1992年、脳疾患後の脳機能回復をはかる「高次脳機能外来」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yutaka Matsuzawa

11
脳を「鍛える」ではなく「守る」に主題を置いた本。脳機能を三層構造とし中心から①脳幹:生命維持は守る。②大脳辺縁系:感情はしつける。③大脳新皮質:理性は育てる。とそれぞれ解説。タイミングにあった食事・運動・睡眠。変化の少ない日常ではなく、新しい情報に触れ、周りの人達といい人間関係を築くことが大切。その為には15項目の簡易記録のノートを毎日書くことが有効と書いてあった。どちらかと言うと60歳以上の定年退職後の方向けかな。未熟な脳の私には鍛えるが主題の前著「脳が冴える15の習慣」のほうが有効だな。2019/05/10

おーね

5
記録することですか。音読が私にはハードル高いかな。2019/02/07

HALI_HALI

4
1日1ページ、本書が提案する15項目を記録すれば脳の機能が維持できると説く本書。高齢化社会らしく60代以降をターゲットとしている。ボケとは深刻な問題なのだ。端的に脳とは①生命、②感情、③理性の中枢であるというのが一般的なモデル。この3つの機能を維持し続けることが本書の狙い。(従い、鍛える、という点ではより負荷の高い知的活動が必要。)巷に溢れるアドレナリン増強的な考え方だけでなく、こうした長期的な視点で人間の機能を維持させる提案書の価値は高い。2019/12/08

K

2
脳は、生命維持機能を司る脳幹(「守る」もの)、感情の源たる大脳辺縁系(「しつける」もの)、思考や理性を司り、複雑で高度な認知機能を発揮する大脳新皮質(新しい情報を取り入れて「育てる」もの)の三層から成り、これらのバランスを取ることが極めて重要。日付や天気、バイタルの情報やその日の出来事(自分が何をしたか、世界で何が起こったか…)を毎日記録し、脳の機能を維持することを推奨する本でした。5年日記みたいなの買おうかな…普通のノートだとできる気がしません(苦笑)2019/09/26

ミノカサゴ134

2
以前「脳が冴える15の習慣」を読んで、感銘を受けた。本書は、その続編。前著は、脳を「鍛える」ことを主眼としていたが、本書は、脳を「守る」ことに重点が置かれている。「脳」と一言で括っているが、実際は、生命の「脳幹」、感情の「大脳辺縁系」、「理性の大脳新皮質」で構成されている。「脳の中の神経ネットワークは、樹木によく似ている。枝葉が光を求めて伸びていくように、私たちの脳神経も新たな世界に触れて伸びていく〜年齢を重ねて立派な樹木となる」となるように、著者の提唱する「築山式ノート」を実践しようと思う。2019/03/18

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