出版社内容情報
日本とイギリス、2つの国を行き来する英国人記者が、両国の文化・食・言語・歴史などを縦横無尽に書き綴る。日本びいきでもイギリス
内容説明
「イギリス人はかなり変わっているが、そのことに気づいていない。日本は日本人が気づいていないところでじつに面白い」―二つの国を行き来する英国人記者が、日英両国の食、言語、文化、歴史などを縦横無尽に比較しながら綴る。日本びいきでもイギリスびいきでもないユーモアあふれる「日英論」で、新たな景色が見えてくる!
目次
めったにない状況を指す言葉
文化の差にご注意を
パーティーしようよ、ジャパン!
イギリス料理の宝
日本にまつわる一〇の神話
イギリス人の「秘密」
日本の「匂い」案内
イギリスで夏を過ごすということ
日本語でなら言えるのに
みんなが知りたがること〔ほか〕
著者等紹介
ジョイス,コリン[ジョイス,コリン] [Joyce,Colin]
1970年、ロンドン東部のロムフォード生まれ。オックスフォード大学で古代史と近代史を専攻。92年来日し、高校の英語教師、『ニューズウィーク日本版』記者、英紙『デイリーテレグラフ』東京特派員を経て、フリージャーナリストに。07年に渡米し、10年帰国
鍛原多惠子[カジハラタエコ]
翻訳家。米国フロリダ州ニューカレッジ卒業(哲学・人類学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
23
かつて日本に住んでいたイギリス人ジャーナリストが書く日本とイギリスの違い。日本は物価が高い、と言うのは日本人だけ。20年前ならそうであったけれども、今は日本は物価は高くない。そうだ!とあらためて気づかされたのが印象的でした。2018/08/05
宇宙猫
22
★★★ 日本とイギリスを比べることにより、それぞれの国の文化が浮かび上がって面白かった。イギリスというよりイングランドみたいだけど。2018/11/03
hk
21
表題となっている「マインド・ザ・ギャップ!」とは、ロンドン地下鉄でかかるお馴染みのアナウンスだそうだ。「隙間にご用心」といったところであろうか。地下鉄御堂筋線であれば「御足もとにくれぐれも…」といった慇懃なご挨拶になることだろう。少なくとも語尾に「!」は天地神明に誓ってつくはずがない。ここにも早速マインド・ザ・ギャップを見出すことが出来る。さて本書はそんな日英間の集合的無意識の些末な齟齬を日本に20年間在住した英国記者がコラムという体裁で綴っていく。よく出来た和製英語…滑稽な外来語…気軽に楽しめる一冊だ。2018/06/07
グラコロ
11
四年間住んだイギリスから帰国して、まず感じたのは日本は天災だらけだってこと。台風に噴火に地震。どんより曇り空が多いけど、夏は湿気がなく、冬は温暖なイギリス。衣食住では衣食は圧倒的に日本で、住は断然イギリス。セントラルヒーティングがほしい。病気になったら日本、失業したらイギリス。文化・芸術はそれぞれに素晴らしいけど、ロックはイギリス!2018/03/14
timeturner
10
日本とイギリスの違いだけでなく似ているところ、それぞれにユニークなところを教えてくれる。思いついたことを気楽に語るスタンスなので学問的な根拠はないが英国好きなら楽しめる。ロンドン・オリンピックの反省は東京オリンピックの関係者に熟読してほしい内容。2018/10/09