NHK出版新書<br> マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる

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NHK出版新書
マイホーム価値革命―2022年、「不動産」の常識が変わる

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885192
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

住宅市場崩壊の危機!2030年には全国の空き家率が30%を超える?!

内容説明

2022年、広大な面積の生産緑地が宅地となり、団塊世代の大量の「持ち家」が賃貸物件に回ることで、不動産マーケットが激変する。日本の3分の1が空き家になる時代、戸建て・マンションなどマイホームの資産価値を高める方策はあるのか?空き家問題、タワマン問題で注目を集めた不動産のプロが新たなビジョンを提示する!

目次

第1章 マイホームが危ない―空き家になる戸建て、負動産化するマンション(全国に広がる空き家;「空き家第二世代」へ;親の郊外戸建てなんて欲しくない ほか)
第2章 「マイホーム信仰」の正体―私たちはなぜ「家」を買うのか?(湾岸のタワマンを買う夫婦;9800万円のローンを組む不思議;プロは「建物は有限である」と考える ほか)
第3章 マイホームの大転換―「家」で稼ぐか、住み倒すか(購入が殺到するマレーシアの物件;エンターキーで売買される不動産;タワマンを好むアジア人富裕層 ほか)

著者等紹介

牧野知弘[マキノトモヒロ]
オラガ総研株式会社代表取締役。東京大学卒業後、第一勧業銀行(現:みずほ銀行)、ボストンコンサルティンググループを経て、三井不動産に入社。「コレド日本橋」「虎ノ門琴平タワー」など、数多くの不動産買収、開発、証券化業務を手がける。2006年、日本コマーシャル投資法人執行役員に就任し、J‐REIT(不動産投資信託)市場に上場。2015年、オラガ総研株式会社を設立、代表取締役に就任。現在はホテル・マンション・オフィスなどの不動産全般に関するアドバイザリー業務を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kawa

36
マイホ-ム取得を考えている人に、「ちょっと待て、その一歩」的参考書。マンション販売に関して「『大手絶対優位』は幻想」「モデルル-ムには『魔法』がある」「『売れている感』は演出」等、業者の手法が赤裸々にあばかれているところも興味深い。2021/04/30

booklight

35
【拾読】基本的に将来の不動産市場が読めないのだから、一般論としての賃貸/マイホーム論争は無意味。家賃と経年劣化による評価減+市場の値下がりのどちらが大きいかは、物件と時代次第。だからきちんと時代と物件を読まないといけない。海外のインフレ、金利上昇により投資マネーの流入するけど人口減・高齢化・生産緑地の宅地化による供給増で、今は買い手市場?投資としては、一階を店舗にするとか、賃貸にするとか「プロデュース」が必要になる。といいますがそらそうだろう、でもプロでも難しいのではと思う。安易な答えはないか。2024/05/01

shikada

23
マイホーム購入が推奨される歴史的背景と、現状を総括する一冊。著者は、人口減少が進む現代で、不動産価格が上がって含み益を得られることは想定できないから、マイホームは投資にはなり得ないと主張する。また、2022年に生産緑地法の税制優遇が終了し、緑地が住宅用地としてへ大量供給されることで不動産市況が混乱することが予想されるとのこと。直近にサブスクに関する本を読んだせいか、持ち家=所有、賃貸=使用(定額住み放題)という区別を考えながら読んだ。本書で紹介されていたモデルケースが自分の実家そっくりで、引き込まれた。2020/07/18

ぐっち

22
これから家が余っていく話はすごく納得がいったが、子供も大きくなってきた家族で住むのにちょうどいい家は賃貸では結構高い。自分の住宅費を払うので精いっぱいの世代には難しいなあ。2018/02/03

RYOyan

12
多様な住宅があって選択できる良い時代になってきたと思う。マンションや新築住宅の広告ポエムは過剰すぎて胡散臭いと思っていたけど、全くその通りだった。2018/03/29

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